短編1
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姉ちゃん、姉ちゃん

とあるトンネルの噂です。

そのトンネルでは

夜になると「姉ちゃん…姉ちゃん………」ととても小さな声で囁く声が聞こえるそうなんです。

私はその噂のトンネルに友人Aと一緒に行ってみました。

そのトンネルは思ったより山奥にあり、トンネルの周りや中はゴミでいっぱいでした。

A「なんか全然それっぽい所じゃねーな」

愚痴を言いながら私達2人はトンネルへと入って行きました。

すると20mくらい進んだ所で

私「何か聞こえね?」

A「そう言えば…聞こえる」

私達は歩きながら話していました。

姉ちゃん…姉ちゃん………

私達が歩く早さに合わせて小さな声が聞こえてきました。

A「おいおい、ちょっとやばくねえ!?」

私「出口まで走るぞ!!」

私達は全速力で走りました。

しかし声は遠のく所か

姉ちゃん………!

姉ちゃん……!!

姉ちゃん…!!!

姉ちゃん!!!!

と次第に大きく、早くなりました。

私達は無我夢中でトンネルを走り抜けました

ハアハア言いながら

私達はあることに気がつきました。

そう

私の大切なエアジョーダンの裏にガムがついていたことに。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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