中編3
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ベッドの下に潜むもの

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今日はたこ焼きパーティー☆

同僚の遥、私、後輩の美希と一緒。

私はビデオを撮っていた。

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私「あれ、今、カメラ飛んだよ?」

2人には聞こえてない。けど、確かにカメラが飛んで机の下に行ってしまった。

私は気のせいだろう。自分の腕が当たって落ちたんだって思ってた。

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遥「今日はありがと!じゃあ、明日ね!」

美希「今日はありがとうございました。お邪魔したした〜」

と言って2人は帰った。

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私はたこ焼きパーティーで、たこ焼きを食べ過ぎて夕食は食べれなさそう。

やることがない。

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私「あ、そーだ!ビデオを確認しよっ」

ビデオをテレビの線につなぎ、みてみた。

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さっきまでやってたパーティー。

しかし…

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カメラが飛んだと思っていたところを見た瞬間私は氷のようになってしまった。

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写っていたものは…

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生々しい知らない人の顔。

しかもくっきり写っている。

机の下にいるようだった。

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私は怖くて机の下を見れなかった。

けれどこれではいつまでたっても怖いまま。見なくては…

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勇気を出して見て見た。

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何もいない。

気のせい?いやいや、ちゃんと写ってるしなぁ…

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遥に相談してみよう!!

プルルルルルルル…プルルルルルルル…

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遥「あ、花梨? どうしたの??」

私「遥…」

遥「えっ?」

私「ヤバイの。すぐ来て!」

遥「う、うん。分かった。待ってて!」

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この遥が来るまでの時間が凄く怖かった。手も足も震えるばかり。

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ピンポーン…

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私「はぁーい!さ、入って!早く!」

遥「う、うん。」

遥「で、どうした??言ってごらん。」

私「さっきまでたこパしてたじゃん?」

遥「うん。」

私「私、ビデオとってたじゃん?」

遥「あぁー、花梨ビデオ撮ってたねぇ。それがどうした?」

私「やばいものが写っちゃったみたい。」

遥「えっ?ちょっと見せてみ?」

私「う、うん。」

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ビデオをセットして、遥に見せた。

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遥「…」

私「…」

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遥が真っ青な顔をしている。

music:2

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遥「花梨、これ、騙してないよね。」

私「当たり前じゃない!」

遥「しばらく様子みてみる?今夜うち来ていいからさ、」

私「う、うん。ありがとう。」

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そして、その日は遥の家に泊まることに。

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早速荷物の支度をした。もちろん、そばには遥。怖いからね。

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遥「支度できたし、行くか!」

私「うん…」

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遥の車に乗り、遥の家へと向かった。

私「…」

遥「元気だしなよー、花梨!」

私「ハァー…」

遥「…」

私「私、どうなっちゃうのかなぁ…」

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遥「大丈夫。うち考えるよ。一緒に。」

私「うん。お願い」

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遥の家に着いた。遥の家には何度か来てるが、なんかいつもと雰囲気が違う?!

何で?

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遥「もう、遅いから寝な。」

私「ありがとう。」

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パチン。

電気を消した。

私「おやすみ。」

遥「おやすみー」

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おやすみを言ってからもう1時間は経っている。私はたこパのことを考えていて眠れなかった。

遥は熟睡中。

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すると…

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㌧、㌧、㌧……

sound:14

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私「?!」

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足音?!?!

shake

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怖い。布団に潜った。

ハァ、ハァ、

息が切れる。

心臓も雑音が混ざったような感じ。

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あれ?しない。気のせいかなぁ。

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私は気のせいだと思って寝ていた。

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次の日。

朝起きたら信じられないものが…

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遥の部屋に血が付いたお札が5枚ほど落ちていたのだ。

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それから私はその女を毎晩見ます。

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