短編2
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お母さん

本当に体験した話。

幼稚園の時の体験だけどしっかり覚えてる。

自分が幼稚園の時、二階の部屋で昼寝をしていた。

その日は熱だかを出して幼稚園を休んでいたらしい。

ちなみに幼稚園の頃に住んでいた家は今住んでいる家とは違う(引っ越した)

それに前の家はやたらに幽霊がでて友達からはゴーストハウスやおばけ屋敷と言われるくらいだった。

幼稚園だったので何かあったら危ないと自分の他に母が仕事を休んで一緒にいた。

自分が二階で寝ていた時母は一階で家事をしていたらしく下からカチャカチャ音が聞こえていたのを覚えている。

昼をすぎたあたりに突然金縛りにあった。

この時初めて金縛りを体験した自分は物凄く怖くなり一階にいる母に助けを求めて、「He…助けて!」と叫んだらしいが声が出てなかったのか聞こえてなかったのかいくら叫んでも母は来なかった。

金縛りはドンドン強くなり、イメージではベットに体がめり込んでるとまで思う程に苦しかった。

怖くて目を力一杯に閉じていると、腕に違和感を感じた。

手が…腕をつかんでいる。

ゾクッとした、するとその手に力が入り…ズルズルと頭上の壁に引っ張られた。

幼稚園の頃の自分でも命の危険を感じ身体をねじって逃げようとしたが上手く動けずズルズルと引っ張られた…。

パニクッてると手が壁に触れた、と思ったらスルッとすり抜けた。

これにはビックリして目を開けてしまった。

ソレはいた。

自分の手は見えない…けど目の前に壁から上半身をだして自分の腕をつかんでいる女の人は見えた。

そして、その女と目があうと女は微笑みながら言った…

「私がお母さんだよ…私がお母さんだよ…私がお母さんだよ…私が…」

そう言いながらズルズルと引っ張ってドンドン壁に連れこまれていく。

手首…肘…とドンドン壁に引きずりこまれて行き…もう自分は泣くしかなかった。

女は「私がお母さんだよ…私が…」を永遠に言い続けていた。

すると下から階段を上がってくる音がした。

本当の母だった。

それと同時に金縛りはとけて女は消えていった。

気づいた時には母が泣きまくる俺をなだめていた。

そして今までの事を話、それから母は「本当のお母さんは私だから忘れな!」と言った。

今思うと、あのまま引きずり込まれていたらどうなっていたかと思うとゾッとする。

しかも「私がお母さんだよ…」って…(;´∀`)

以上自分が体験した話でした。

文下手ですいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名希望!さん  

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