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中編3
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白い少女

今から7〜8年前の話です一緒に働いていた同僚と、ふとした事で同僚の田舎に年末遊びに行く事になり、2人ではありますが車で、某県に向かいました。

車で2〜3時間で着く予定でしたが…寄り道しながら行く事になり、予定していた時間より、大幅に時間をオーバーしていました。

某県には、夜中の1時頃に着いたのですが実家はまだかなり距離があるとの事。

ふと気が付いてみると……右手には何とも美しく月に照らされた湖が広がって 2人で感動した事を覚えています。

左手には気が付かなかったのですが…全国的にも有名な場所ヶ海…。

電灯は少なく月の光だけでかなり明るい感じでした。

細い道が2本ずっと先まで続いている道で対向車など一切なかった記憶があります。

同僚が運転、自分は、漫画本を読んでいた時に、急に同僚の様子が変わり…車のスピードを上げるのです。

そうしたと思うと……今度はスピードを落としてこの上げる、落とすの繰り返し…「危ないからよせば詰まんないから…」って、同僚に言った瞬間………!?今までにないくらいの、 スピードで走り始めたので「もぅ…いぃよ……」って同僚の顔をみたんです。

その時に順序じゃないって思ったんです… 彼は冬にも関わらず汗が…顔から滴り落ち、小刻みに震えていたんです。

「どうした…!?」って僕が恐る恐る聞くと………彼は「絶対後ろは振り向くな」と……。

好奇心に駆られて本を読むフリをして サイドミラーから後ろを みたんです。

すると其処に7〜8歳位の白い少女が 車と同じ位のスピードで!?追い駆けて来ているのです状況が判断出来ず2人で 大声をあげていました。

今も覚えているのですが…その少女の走り方はもぅ…この世の物ではないくらい壮絶で…口からは何等かの汚物??血液??を吐き出した状態で追い駆けて来ているのです。

もぅホラー映画の領域ではない位、凄まじい恐怖の瞬間が…2〜3分 目の前に灯りが見えて来て叫びながら…よく見ると…「ようこそ道の駅」!? 休憩所の様な施設がポツンとあったのです。

2人して後ろを振り向くともぅ其処には少女の姿は ありませんでした。

一体!?今の少女は…身体がガタガタ震えていました。

2人は霊感などは全く無く霊なのか??何なのか?? 放心状態が何日間か続くと同僚が「おい!!これ!!」 「見てみろよ」……………昭和47年…12月…新聞号。

どうやら古い新聞記事…「これ!ここ!」指先を辿るとなんと!? 交通事故の新聞記事欄が…横には事故の被害者の写真「……!?」背筋が凍る感覚を覚えてました。

あの時の少女の写真でした。

2人で記事に向かって手をあわせました。

自分が22歳の時に体験 した本当の話です。

怖い話投稿:ホラーテラー リコリスさん  

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