公園に上がった。
今朝の事がまだ気になってはいたが、今日はいつになく快晴で、気持ちのいい朝だった。
しばらく、ブランコにのっていると、ふとついでに朝ご飯もここで食べよう!と思い。
急いで小屋に戻った。
急いで冷蔵庫にあるものを適当に選んでいると、ふと、気づいた。
いや、勘違いかも知れないが、少し食料が減っていた。勿論全部食べようと思ってる訳ではない。少し気になったが、仕事中とゆう事もあり、急いで公園に上がっていった。
一週間が過ぎた。
あれから、一向に志願者は訪れない。
勿論、いないに越した事はないが、私の寝ている間に事は起きているかも知れない。
そうなってしまうと、私がここにいる意味があるのだろうか?
夜中の3時頃そんな事を考えながら横になっていると。
ギギ…ギギ…
と音がした。
来た。と思い、外に出た。勿論。時間外残業だ。
急いで来たはずだが、公園には誰もいなく、ブランコすら揺れてはいなかった。
おかしい。確かにブランコの音がしたはずなんだ。と思いつつも、辺りを2、3度見回すと、小屋に戻った。
小屋に戻った時、何か違和感を感じた。
横になってみると、初めて気がついた。
天井が開いている。
私の他に誰かこの部屋にいるのか?
そう思った時、あることに気がついた。
あのギギ…という音は天井裏で誰かが這ってる音ではないかと。
そう思うと、もうそれにしか思えない。
私が寝ている間に、私が外回りをしている間に、何者かが、天井裏から、出てきて、食べ物を漁っているのではないかと。
だから、ここの冷蔵庫には二人分の食料が置いてあるのだ。
そんな事を考えている間に電話がなった。
びっくりして心臓が張り裂けそうだった。
時間はまだ5時だった。
おかしいと思いつつも、電話に出ると。
『一週間ですが、この仕事はどうですか?』
久しぶりに人と会話した気分になり涙が溢れ出た。
ひとりでいるのがこんなに寂しくて心細いなんて思ったこと無かった。
『残念ですが、明日から一週間は外には出れません』
!!
台風が迫って来ているため、外に出るのは危険らしい。
この辺一体は殆ど浸水してしまい、ドアも絶対開けてはいけないと言われた。
排泄はどうしよう。
いやそんなことは何とかなるだろう。
問題は、天井裏に誰かいるのかどうか?
外の雨音は徐々に強さを増して行き、9時になる頃には、水圧で外には出れなくなった。 つづく
怖い話投稿:ホラーテラー くじらUFOさん
作者怖話