俺の友達のKは、少し変わってる。
急に暴れ出したかと思えば棒を振ったりと、悪霊を取り払っているようだった。そして俺は聞いた。
俺「お前変だぞ?棒振って剣道の練習か?」
友達は剣道を習っている。7段だから自慢してくる。
K「お前さあ、この部屋なんかいるぞ?」
俺はアパートを借りている。家賃も2万ちょいで安い。最初は事故物件だと思ったが1ヶ月ぐらいは何も出なかったため安心して過ごしていた…が、Kの話を聞いて、やはり と思いつつも聞いた。
俺「なんかってなんだよ」
K「幽霊だよ、幽霊」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
wallpaper:4242
K「顔もねぇし、女だし、中年…こりゃ襲われて首でも切られたんだな……」
俺はKの話を聞いてギョッとした。俺の友達にそんな死に方をした友達がいたからだ。
俺「なぁ、俺、そいつに心当たりがある。」
K「本当か?誰だよ」
俺は言いにくかった。何故かと言うと、そいつはKら10人程で虐めていたYだったからだ。だが、俺は言った。
music:4
俺「…Yだよ…」
K「!!?? 本当か!?」
俺「ああ…あいつ、教室で自殺してた…多分まだやりたい事とかあったんだろう…」
そう言った直後だった…
K「うあああああああ、おおおおお…ああ…」
急にKが血反吐を吐き始めたのだ。
music:2
その時、幽霊のYは言った
Y「俺の未念は晴れたよ…ありがとう…楽しく暮らせよ…」
そう言ってあいつはいなくなった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はあの後救急車を呼んだ。Kは助かった。俺はKにあの時のことを聞いた。
俺「お前、あの時大丈夫だったか?」
K「ああ…何かあいつが刃物持ってたんだ…そして俺のことを……」
俺「無理だったら話さなくてもいいぞ?」
K「あ、ああ…ありがとう…」
それから俺は、幽霊を見るようになったがそれはまた違う話……
終わり
作者キュウリ好き
みなさま、おはようございます、こんにちわ、こんばんは 今回は自作の作り話です。短いですが呼んでくれると嬉しいです。これから頑張っていきます。