今日は酷く疲れた。
掃除当番とバイトと…体育は持久走で…
朝起きてから帰宅するまでがいつもの何倍にも感じた。
今日ぐらいはいいかと思い、思いっきりオカ研をサボって家に帰った。
僕は帰るや否やソファーに横たわり、寝た。
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気がつくとそこは学校にあるオカ研の部室の床だった。
冷たい床は僕の体温を奪い、じんわりと温かさを放っている。
と、そこにオカ研部長が入ってきた。
部長は僕を見てすぐ
「目が覚めたかい?大丈夫だったか?」
と言ってきた。
?
あれ…
ここでやっと頭も目覚め、不思議に気がつく。
僕は家のソファーで寝ていたはず…でもここは部室…?
部長は僕が状況を理解していないのを知っているようだったが、知らないような演技をしているように見えた。
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「僕は…」
僕が話そうとした時、部長は慣れた口調で
「家のソファーで寝ていたんだろ?知ってる。何せその話を俺は41回聞いているからね」
もっとややこしくしやがっt…
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「君の胸ポケットに紙とペンが入っているだろ?その紙にペンで42本目の棒を書いたら静かに窓から飛び降りてくれ」
この人ついに人の死を研究し始めたと思ったが、何故か心の中では自分はそうするべきなのだと感じていた。
言われるがまま紙に42本目の棒を書き足すと、自分は窓の淵に身を乗り出し………
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目が覚めた。
ベッドから降りると、いつも通りに朝食を済ませ、着替えて、支度をして学校へ向かった。
そうだ!今日は朝の掃除当番があってバイトもあって…体育は持久走かぁ…
今日は疲れそうだ…トホホ
作者ズークマ@
筆者です。全編です。
後編は部長目線で書きます。
何故42回目を書いたかというと…適当です。
いつになるか分かりませんが、後編も気長に待っていて欲しいです…