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僕は、家族が嫌い
家族は、僕をいつものけ者にする。
旅行に行くときも、外食するときも、
いつも僕は家の中だ。
本当に僕はここの家の家族なのだろうか?
そう考えることが多々ある。
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姉「ユウタ、家族みんなでレストラン行ってくるから、お留守番宜しくね」
バタン…カチャリ…
僕の家はマンションの七階。
僕は窓に近づいた。
僕だって、レストランで美味しいハンバーグ食べてみたいし、遊園地で観覧車に乗ったりしてみたい。
なのに、みんな僕をのけ者にするんだ。
僕「家族みんな消えてしまえばいいのに」
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すると、窓からだれかがスッと入って来たんだ。
猫?
猫「やぁ。お困りのようだニャ。」
僕「しゃしゃしゃ喋ったぁ!?」
猫「あ、驚いた。ということは、狂って家族を消したいとか言ってる訳じゃないんだニャ?」
すると、猫は空中で一回転して人の姿になった
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死神「僕は死神…君の望みを叶えてやろう。特別に……」
僕「じゃあ、家族を消して❗」
死神「即答かい。じゃあ、いち、にの、さん。」
死神が指をならした。
死神「これで、君の望みは叶ったよ。じゃあねぇ~。ヒヒヒ…」
死神は消えた。これで、家族は消えてくれた。
僕は自由…
姉「ただいま~」
…え?
消えてない?
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……僕は、全てを理解した。
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shake
僕「うわああぁぁぁぁァァァ!!!
いやだぁぁぁぁァァァ!!
元に、元に戻してぇぇぇェェ!!」
「僕」は、その後、そこで自殺した。
あいつの魂は、飢えてる死神たちにとって
最高の味だったそうだ……
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死神「やぁ。死神だよ。話は終わった。解説の時間だ…
姉が、『家族みんなで~行ってくるね』と言ったんだ。
つまり、「僕」「は家族みんなで」に、含まれていない。
ということは、本当の家族じゃないのさ。」
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死神「つまり、僕、死神は彼の本当の家族を消したのさ。
ん?かわいそう?知ったこっちゃないよ。
彼が望んだことなのだから。
久々に悲惨な結末を見れて、愉快だったよ。ヒヒッ。
でも、まだ退屈だ……でも、僕は美味しい魂が何処にあるかもう知っている…」
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shake
次は君だよ…
マッテイテネ
作者死神アール