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短編2
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コックリさんの限界

中学2年の時の体験談です。

僕たちの学校は放課後に清掃する学校でした。

その日は僕たちの班が清掃班長になっていたので各所を清掃してきた班からの報告を聞いて担任に報告しに行かねばならず、最後まで残っていました。

一通り報告をきいて報告に行こうとしたとき班の1人が「コックリさんやろう」と言い出しました。ビビッテルと思われるのも尺だったのでやることにしました。

先生たちに見つかると面倒だったので窓やドアを施錠し、カーテンを閉めて始めました。

始まってから10分程経ったのですが何も起こらず、その内「クッコリさん」など、ふざけ始めました。しかし結局何も起こらずコックリさんより報告が遅いと先生が来ることのほうが気になり始め帰ろうと言うことになりました。

帰り支度を整え、僕はドア側のカーテンや鍵を開け、もう1人が窓側のカーテンを開けていました。最後のカーテンを開けたとき、僕は妙な違和感を感じました。

同じくカーテンを開けた子も何か感じたらしく一瞬フリーズしましたが、特に何かあるわけでもなく窓を閉めました時でした。班の人全員愕然としました。

他の窓からは外が見えているのに、閉めた窓だけ真っ暗になっていて、窓を閉めた子とその後ろにいた僕の姿が不自然なほどくっきり映っていました。全員わけがわからずに立ちすくんでいると次の瞬間には外の景色が見えていました。

全員が猛ダッシュで職員室まで走りました。みんな何も言わず、清掃の報告だけしてから帰りました。

後で気づいたのですが、カーテンを開けたときの違和感・・・

窓を閉めたと書きましたが開いているはずがないんです。

コックリさんを始めるとき先生たちに見つからないようにとドアやカーテンや窓全てに施錠してから始めていたのでカーテンをあけてもその窓は閉まっていないとおかしかったんです。

もしあの後もふざけながら続けていたら・・と思うと今でも怖くなります。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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