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短編1
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黒い訪問者

去年の秋頃の話

私は事情があって、実家に帰ってきていた

私の実家は2階建てのアパートで、私の部屋は南側で窓のすぐ下は近所の方が趣味でやっている畑だ

すぐ下といっても、家一軒ぶんくらいあるコンクリートの上に私のアパートは建っているのだ

なので、人が容易に登れるような場所ではない

その日は秋といってもまだ暑く窓を開けて寝ていた

深夜1時頃だろうか

畑のほうから何やら足音とむしゃむしゃと畑の作物を食べているような音がする。

しかし、私の実家は山のほうではないし、どちらかというと住宅街なのだ

猪かと思ったがこんな住宅街に猪などみたことない…

それに、あまりにも音が大きすぎるのだ!

足音もむしゃむしゃという音もだ!私は怖くて布団の中でうずくまっていたが、

もしかしかしたら、不審者かもしれないと窓を閉めようと、窓の方をみた

人の形はしているが、全身が真っ黒なのだ

深夜だからだと思ったが…携帯の光をあてても真っ黒なのだ

怖くて身体が動かず、

やっと動いた時にすぐに窓を閉めた

そして翌日、畑をみたが荒らされた形跡はない

そして前述したとおり私の部屋からは人が入ってこれる状況ではないのだ

そしてその日の3時頃警報がなっていた…

晴れているのに…

母や友人に聞いても誰もそんなもの聞いてないという

あの黒い訪問者はなんだったのだろう

そして、あの警報はなんだったのだろう今でもわからない

Concrete
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