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短編1
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のぞき込んでたの。

霊感のある友人と経験した話。

私と友人2人は、

幽霊が出ると有名な道を歩いていた。酒を飲んでいたため、タクシーを拾おうと大きな道路までほんの500メートルくらいだった。

最初はくだらない話しをしていたが、友人が急に黙った。そして小さな声で『女の幽霊がついてきた』と呟いた。

続けて、『彼女自分の子供を探してるみたい。でも手に持ってる血だらけの塊が子供みたい、それに気づいていない。』と付け加えた。もちろん私には何も見えない。

さらに、『あなたに話しかけてるよ。心の中であなたのことは見えないから何もしてあげられないと念じて』と言われ、

私は心で懸命に念じた。「見えないの。何もできないの。ごめんなさい。」と何度も何度も。

やっとその道の出口にあるコンビニに着いたとき『もう大丈夫だよ。彼女この道には来れないみたい。』と友人。ほっとしたのもつかの間。

タクシーに乗り込むと

友人は『さっきはごめんね。怖い思いさせて。家帰ったら塩まきなよ。』

「大丈夫だよ。かわいそうな霊だね。」

少し考えこんでから友人は『さっき言わなかったんだけど、実はあなたが本当に見えないかどうか彼女あの道の出口まで

ずっと、あなたの顔スレスレに横からのぞき込んでたの』

友人の気づかいに感謝

怖い話投稿:ホラーテラー おきなわんさん  

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