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短編2
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電話越し

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数年前、私が体験したお話です。

いまでも、思い出すだけで怖くなるので、ここで書きたいと思います。

末筆ではございますが、お付き合いお願いします。

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ある夏の日、地元に帰って来ていた私は

地元の友人2人と、夜景を見ることと、肝試しを兼ねて、心霊現象が起きると噂の山に山に車で向かいました。

途中までしか、車が通れなかったので、途中からは歩いて、山頂へ向かいました。

その際、廃墟と化した病院が右手に見えて少し身震いしたことを覚えています。

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さて、驚かし合いをしながら、何事もなく、山頂に着くと、そこにはとても綺麗な夜景が広がっていました。

あまりにも綺麗だったので、そのときお付き合いしていた彼氏に、綺麗さを伝えるため、友人らと離れたところで、一人で電話をかけることにしました。

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sound:32

「もしもし?」

『あ??なに、聞こえない』

- ああ、山だし電波が悪いのかな… -

「もしもし、私だよ!いま夜景見てるの!」

『??本当に聞こえない、もっと大きい声で話して』

「もしもし!夜景見てるの!綺麗だよ!!!!」

『本当になに言ってるか聞こえない、お前どこにいるの??』

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「山の上!!!だから聞こえないのかな??」

shake

『は???電話かけてくるなら、早くその人混みから離れてくれない??周りがうるさすぎて聞こえんわ』

- 周りがうるさい?? -

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勿論、その場にいたのは私だけです。

友人も、だいぶ離れたところにいただけでした。

私は怖くなり、すぐに電話を切り、友人に訳を話し、その場を後にしました。

それからは怖くて、地元に帰ってもなどとその山へは行っていません

オチのない話で申し訳ないです。

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