【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

短編2
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気がついたら…

赤だった…

意味が解らないと思う…

私も解らないだから当然だ…

全てが"赤"なのだ…

空も人も自然も建物も…

全て"赤"

"赤"

"赤"

"赤"

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前日は散々だったのは覚えている。

仕事では失敗し始末書を書かされる…

仕事が押した結果、恋人とのデートには遅刻して喧嘩になった。

家路の途中には不良に絡まれるてボコボコに…

傷を治療して眠りについたのは覚えている。

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で…起きたら"赤"だ…

何が起きてるか誰か教えてほしい…

周りの人々は教えてくれない…

といより無視されてる気がする…

避けられてる気もする…

…………

………

……

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「なあ…俺見ちゃたよ!赤い人」

赤い人?

私も噂は聞いている…

酔ったサラリーマンが不良に喧嘩を売った上にボコボコにやられて……なんだったけか?

『赤い人ってなんだったけ?』

「都市伝説だよ!都市伝説…喧嘩に負けて頭を殴られた衝撃で眼の神経おかしくして全てが赤く見えるオヤジがさまよってるって奴…」

『思い出した…見かけても話しかけたらアウトって奴だよね?』

「そうそう…それ!」

『それって話しかけてあげたら救われるって噂もあるよね?』

「だけどなぁ~見つけられるのも稀でさぁ?慈善事業っていうか…偽善っていうか…それぐらいの理由で死ぬかもしれない2択じゃあ答えられないよな~」

『まぁ~だね(笑)』

………

……

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今日も無視される…

昨日も無視された…

眼があっても逃げられる…

私の記憶…仕事のミス?…彼女との喧嘩?…不良とのもめ事?…

この記憶は本物なのか?

記憶が本物だとしてもそんなに直近の出来事なのか?

解らない…

解らない…

解らない…

しかし…全てが"赤"なのかは変わらない…

空も人も建物も私自身も"赤"だ…

スベテガ…アカ…ダ…

ア…

カ…

Concrete
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