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初めまして。ふたりぼっちと申します。
私事ではありますが、少し下世話な話をお聞き下さい。
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私はバツイチ子持ちで、職業は地方公務員をしております。年齢は34歳、中肉中背でこれといって特徴の無い男です。
前述しましたように、私には一人息子がおります。歳は2歳です。嫁に似たのでしょうか、親バカと思われるかも知れませんが、可愛い息子です。
別れた嫁から親権をもらい、引き取って今に至ります。
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さて、それでは本題に入りましょう。
突然ですが皆さんはオ〇ニーはしますか?
成人男性の99%はおそらく経験があるかと思います。女性は自己申告で結構です。
女性は分かりませんが、男性にとっては射精時の身体への負担は結構大きいようです。
アスリート選手は大会や試合の前には禁欲生活をするいうのは有名な話ですよね。
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さらに、体力の低下によるせいか身体の免疫を下げるとも言われています。
季節の変わり目などに調子に乗って日に数回してしまうと、風邪などを引いてしまいやすいんだそうです。
また、亜鉛やタンパク質を放出するせいか抜け毛の原因になるとも言われていますね。
それはそれで、男性にとっては怖い話なのですが、今回、お話したいのは免疫についてです。
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ある夜の事です
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いつもの様に息子と寝ていたのですが、妙な音で目を覚ましました。
何だろうと思って目を開けると、息子が上半身を起こし前後に舟を漕いでいます。
そのリズムに合わせて掛け布団がカサカサと擦れる
音を立てていたようでした。
「眠れないの?」
自分も寝ぼけまなこで息子に身体を向けます。
「んー…」
聞こえているのかいないのか、曖昧な返事。
その夜は、息子をまた横にし眠りにつきました。
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一度、気になったせいか
その後も度々同じような事がありました。
深夜2時ぐらいになると起き上がり、舟を漕ぐ。
途中で気付いたのは、いつも扉の方を向いていると言うことでした。
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このサイトにいることでお分かりのように、私自身オカルト、心霊に興味があるものですから
これは何かあるのかな?と好奇心が出て来てしまいました。息子に
「誰かいるの?」と質問すると
「ママ来たよ」
とのこと。おかしな話かも知れませんが、
その話を聞いた時、私がもった印象はあり得るなーという事でした。
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誤解がないようにお伝えしますが、元嫁は生きております。某、商売人の大都市で1人暮らしをしています。
外見は、とても可愛いのですが
鬱傾向が強く、粘着質なメンヘラ気質な女性です。
あの子なら生き霊も飛ばせそうだな。
そんな想いがありました。
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その日からちょこちょこと話を息子に聞くと、6割は「よく分かんない」との事でしたが、ザッとまとめるとこんな感じ。
・夜になるとママが来る。顔は分からないそうです。
・廊下に立って、息子を見ている。 (実際には
部屋の扉がしまってるので廊下は見えません。)
・部屋の中にはこない。
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そんな話を聞いて、息子に会いに来てるのかな。親権を奪って恨んでるのかな。
なんて事も考えましたが、実害もさほどないので最初は怖かったものの、もしかして母が居なくなって淋しさから息子が見てるのかもな。とも考えていました。
息子が起き上がる日には、抱き締めながら寝ると息子もいつの間にか眠りにつく。そんな日が度々ありました。
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私の住む地域は田舎で、住民のボランティアによる消防団があるのですが、私も所属していまして。
ある日、訓練があり帰りが遅くなりました。息子は近所に住む母が寝かしつけてくれて、私が帰る頃にはスヤスヤと寝息を立てているようでした。
母が帰り、久しぶりに自分の時間が出来た私はオナ〇ーをしたのです。
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恥ずかしい話、溜まっていたので2回ほど立て続けに出した後、息子の横に潜り込んだのです。
夜中の2時
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ぎゃああぁああぁあああ!!!
shake
息子のけたたましい叫び声で目を覚ましました。
息子は号泣しながら
あ゛あ゛ぁ!!!ごめんなさい!!ママ!!嫌あ!
と叫んでいました。
「どうしたの⁉️パパいるよ!どうした!」
と話しかけるも何も耳に入らない様子でした。
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慌てて電気をつけ、息子を抱き締めながらリビングに移動すると、息子は怯えた様子のまましばらく泣きじゃくり、疲れて眠ってしまいました。
後日、息子に聞いた所
「ママがお部屋きた。こわく笑った」
んだそうです。
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それだけで私には十分でした。
通常、幼児期に両親が離婚した場合、親権は母親に移ります。
それは乳幼児期には、母親の愛情が不可欠だという通説が根強く、争っても9割方母親が親権を獲得するのです。
そして、一度決められた親権者は原則変更は難しいとされています。親の都合により子どもの環境が容易に変わる事は、子どもにとって不利益だとされるからです。そのため生活環境が著しく悪化したと考えられる場合意外には認められにくいのです。
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冒頭に書いたように、私が親権をとり引き取る事が出来たのは、息子の生活が著しく悪化したからに他なりません。
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原因は別れた妻による虐待です。
地元に戻った妻は、育児のストレスと経済的な負担で息子に日常的に虐待をしていたようでした。
それに気付いたのは、離婚して数ヶ月後の面会でした。暗い表情の息子。不自然な程、息子に優しくする妻。
そして、息子をトイレに連れて入ったときに目にした痣。その時、息子は言いました。
「ママが怖く笑うの。」
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その後弁護士を雇い、親権を争い、親権を手放す事になった妻は、その夜に錯乱状態で窓に頭を打ち付けました。
泣きじゃくる息子にイラついた妻は、息子の左頬を割れた窓ガラスで切りつけたそうです。
息子の頬には一生消えない傷が残っています。
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あの夜、オ〇ニーをした事でつけいる隙を与えた事に気付いたのは数ヶ月後でした。
とある怪談師による話です。寝ながら怪談を聞いてはいけない。無意識の隙間に例が霊が入り込むから。その上、オ〇ニーはしないほうがいいよ。霊に対して免疫が落ちるから。
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それ以来、妻か部屋に出ることは無くなりました。息子が起きることも無くなりました。
代わりに私の夢に出て来るようになりました。
場所は新婚時代に住んでた家で、ゆっくり私に向かって歩いてきます。私はベッドの下に隠れます。
部屋のドアが開くと同時に目を覚ますのです。
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多分、次に免疫を落とすような事をすれば捕まる気がするのです。
次はいつ夢に出るのか分かりません。でもきっと来るんでしょうね。
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怖く笑いながら。
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作者二人ぼっち
息子は元気です。先日3歳になりました。