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短編2
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バイ バ~イ

現在 高校生の長女が、まだ小さかった頃のお話...

確か娘は5歳になるかならいかぐらいだったかな...

その頃から夜の仕事をしていて

普段一緒居られない分、お休みの日の夜は、添い寝をして

桃太郎の話とか

金太郎の話とか

浦島太郎の話とか

シンデレラに白雪姫...

等々...

色々な話をして子供とコミュニケーションをとっていました。

その夜もいつもの様に

部屋の電気をオレンジ色にして(真っ暗だと私が怖かったので)

一緒のお布団に入り、何故か娘に腕枕をされながら(思い出し笑い)

あの子の大好きな桃太郎さんのお話をしていました。

いつもなら目をキラキラ輝かせて

私の話を聞いていた娘でしたが...

その日は、少し様子がおかしくて

桃太郎の話の途中で

オレンジ色に光る部屋の電気をじっと見つめ始めました。

時折、目をパチパチさせながら

首をかしげている娘に

「り~ちゃん眠くなっちゃったの?」って聞くと...

「う~ぅん」と首を振り、今度は電気の方を指差して

「あれ だぁ~れ?」って言うんです

一瞬ゾワッとしながらも...

「ん??どれ?どこ?」と聞くと...

また天井を指差して...

「あのオジちゃん」

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「デンキの~オトナリの~オジちゃん」

どうやら娘は電気のすぐ横に見知らぬオジちゃんを見てしまったようで....

(これてってヤバいよね)

(この状況かなりヤバいよね)

などと考えていると...

娘が急に天井に向かって「バイ バ~イ」と、手を振り出して

「オジちゃん帰っちゃったね」と言ってきました。

ママ的には、オジちゃんが居た事も

帰った事も分からないけど...

とりあえず帰ってくれて良かった

その夜は

家中の電気を全てつけて、テレビをつけて寝ました。

怖かった

怖い話投稿:ホラーテラー 魔魔さん  

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