短編1
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もう一人いた

恐くない話なのですが、ちょっと聞いてもらいたい話があったので投稿してみます。

また体験談になっちゃったのですが、お許しを(苦笑)

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僕が見る夢には何パターンかあるのですが、その中の一つに家族と普通の日常をただ暮らしている夢があります。

いつものようにゴハンを居間で食べていたり、寝室でゲームをしていたり、本当に当たり前な日常の夢なのですが、その体の夢を見たあと目が覚めると猛烈な喪失感に襲われて涙を流している事が多いのです。

具体的な内容はなかなか覚えていないのですが、感覚としては家族以外の誰かがもう一人、夢の中では家にいたような気がするのです。

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僕は妻と長男と長女と四人家族なのですが、実は息子と娘の間に3人産まれてくることが出来なかった子供たちがいます。

きっとその子達の誰かが産まれてきてくれていた場合の今を夢で見れているのかなと思っているのですが、夢の中ではもう一人いるのが当たり前と感じているので目が覚めた途端に感覚の解離が起きて喪失感が激しいのかなと思っています。

でも、もう何年も経って忘れかけている僕に

『わすれないでね』

って言ってくれてるのかも知れないですね。

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大丈夫。忘れないよ🎵

Concrete
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