短編2
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声。

これは本当に自分が体験した話です。

自分がまだ小さかった頃(物心ついた時から、小6くらいまで)、何かと「声」を聞く事が多くありました。

例えば、昼間お仏壇の近くにいると、知らない女性の笑い声がしたり、病院に行くとだれもいない所から、子供の声が聞こえたり。

当時は、全く怖いとは感じず、みんな聞こえているものだと、ずっと思っていました。

しかし、ある日弟(当時は0~1才くらいで、今は小4です)を寝かしつけるために、昼間リビングに母と3人で一緒にいたとき、母が歌った子守歌を遮るように、その「声」は聞こえました。

低い男性の声で

「ねんねんよ」

と…。

びっくりした自分は

「だれ!?」と叫び、家の前の道路(車はあまり通りません)に飛び出していきました。

当然、その道路には誰もいません。さらに父は仕事で、F岡県にいました。(自分はN野県住みです)

その後、母が飛び出してきて、「どうしたの!?なにがあったの!」と聞かれ「パパじゃない、男の人がね。ねんねんよっていったの。」

しかし、母は「そんなの聞こえなかったよ。○○の空耳じゃないの?」と言いました。

でも、ホントに聞こえたんです。

はっきりと。

それから、少しずつ「声」は聞こえなくなってきて、最近ではほとんど聞こえなくなりました。(現在高1です)

あれは何だったんでしょうか。

ホントにただの空耳だったんでしょうか。

それから、この前弟が「最近さぁ。夜寝れない時さぁ。知らない男の人がねんねんよっていってくれるんだよね。って兄ちゃんにいっても、わからんよね(笑)」

といっていました。

もしかしたら…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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