7年前の初夏。当時私は家出をしていて、知り合いの店の2階事務所を間借りして生活していました。しかし、当時の私は精神的に不安定であり、夜中に寝静まった住宅街を一人徘徊することがよくありました。そんな中での出来事。
店の近くには阪○の駅があり、終電後は改札が開いており、誰でも中に入れる状態で、私は夜中によく駅のトイレを利用していました。ある日、トイレを済ませて改札を出ようとすると、40代と思しき女性が立っていて、私を駅員と勘違いして「終電は終わりましたか?」と聞いてきました。私はそうだと答えた上で、どうしたのかを聞きました。おばさんの家に泥棒が入り浸ってしまい、その旨の被害を警察に訴えても相手にしてもらえず、昨日から途方に暮れていたとのことでした。
世間話をしていくうちに、おばさんが精神的におかしい人だとわかったのですが、恐怖感はありませんでした。理由はズボンのチャックが擦り切れて穴が空いてたからです。この穴は痴漢の手を手で払ううちにできたものらしい。そこで普通の人なら怖くなって逃げるはずですが、私は逆にそのおばさんを襲いたくなり、どこかへ連れて行こうとしましたが、逃げられてしまいました。
性的な表現が入ってて申し訳ないですが、去年か一昨年に何人かの人にこうした話をしたら、怖いなぁなど言われたので、今になって投稿してみました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話