これは、俺がまだ小学生低学年の話です。
寝る時間になり、2階の兄弟3人の部屋に行き、布団でモジモジしてたら、いつのまにか寝ていた。
ふと夜中に目が覚めた。
すぐ近くで寝てる、兄達が会話してる声が聞こえたので、話に混ぜてもらおうと声を出そうとしたが声が出ない。
体も動かない。
そうしてる内に、兄達の話し声がいきなりしなくなった。
親はまだ1階で起きてるはずなのに、何も音が聞こえなくなった。
全身から、汗が吹き出た。
どれだけ時間が経ったのだろう。
いつの間にか、体は動くようになっていた。
翌朝兄達に、昨日何話してたのか聞くと、「話してないぞ」
と言われた。
あの時、兄の声だと思ったのは誰の声だったのだろう。
14年経った今でも鮮明に覚えている。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話