短編1
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乗り過ごし

急な残業が入って遅くなってしまった。

駅までかけてきた甲斐があって、何とか終電に間に合いそうだ。

俺の町の駅が最終で、そこには22時半頃着くようだ。そのまま電車も車庫入りらしい。

終電に乗るのなんて久しぶりだと思う。

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仕事の疲れが溜まっていたんだろう。

睡魔に誘われるまま目を閉じ、気づいたら口を半開きで寝ていたようだ。

腕時計に目をやると深夜零時を少しまたいだ時刻らしい。車窓からは見たことのない灯りの少ない田舎の風景。

やれやれタクシー拾えるかな。

Concrete
コメント怖い
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@眠猫 様、ご閲覧、コメントありがとうございます

今回の投稿は如何にシンプルに恐怖を感じられるかをコンセプトに筆を走らせました
いわゆる典型的な[意味が分かると怖い話]に近いかもしれませんね

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五右衛門様、閲覧及びコメントありがとうございます

やはり電車で見知らぬ場所へといったら[きさらぎ駅]ですよね
ありふれた日常から異世界にいきなり入り込んでしまうという話では上記作品が金字塔だと思われます
今回のショートショート風の話はきさらぎ駅へのリスペクトを込めてシンプルに纏まるよう考えました

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