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短編2
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昔住んでいたアパート(参)

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私は20歳~40歳になるくらいまで霊の出るアパートに住んでました。

私が24くらいの11月くらいだったと思うのですが、夜寝ていて、部屋の中で何かがバタバタ音を立てているのに気付き目が覚めてしまいました。

何だろうとそのまま頭だけ動かして部屋を見渡すと、部屋の右側にある出窓にかけてあるカーテンがバタバタ揺れているのが分かります。

窓を閉め忘れたかなぁ~と思いましたが、疲れていたせいか、眠さに勝てずそのまま、また寝てしまいました。

どのくらいの時間が経ったのか分かりませんが、また目が覚めてしまいカーテンを見るとまだバタバタ揺れています。

まだ外は風が強いのかなぁ~などと思いましたが、眠さでボーっとする頭でふと思ったのが、カーテンを揺らすほど風が強いのに私の顔には微塵も風を感じません。

なにコレ???と思いしばらくカーテンを見てると、暗闇に目が慣れてきたのか、ぼんやりとカーテンの向かって一番左端の下の方の一部だけバタバタ揺れているにも関わらずふんわり膨らみが出来ているのが分かりました。

ゴミ箱か?と思いましたが、見たらゴミ箱はカーテンから離れた足元の位置に見えます。

何だろう?としばらく見ているとバタバタしているカーテンの上のカーテンだけその部分がフワッと一瞬めくれて下のレースカーテンが見えたのですが、レースカーテンの中に膝を抱えてうつむき加減で座っている子供?のようなのが見えました。

カーテン越しなせいかハッキリとは分かりませんが、しばらく目が離せず見ていると、俯いている顔がゆっくりと起きてきて向こうもこちらを見てきたのを感じました。

その瞬間気が遠くなり気を失ったのか寝てしまったのか、気付いたら朝になっていました。

起きて確認したら窓が閉まっているのはもちろん鍵までちゃんとかかっていました。

その日以来それは見ていませんが未だになんなのか不明。

実体験なので相変わらずオチも何もありません(^_^;)

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