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短編2
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笑い声

これは自分自身が体験した話です

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その日僕はいつも通り布団に入り目覚ましをセットして寝た

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どれくらい寝ていたかわからないが急に目が覚めた

おかしいなって思った時だった

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身体が動かない!

金縛りになっていた

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でも慌ててはいませんでした

というのも家ではよく変なことが起きる事があったり金縛りも何度かあった

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それに金縛りにしても夢のニセ金縛りとかもあるのでとりあえず全身の力を入れずにしてみた

こうすると夢か本当かがわかります

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ニセの夢ならそのまままた寝れて

本当なら力を抜いても身体のどこかが痺れます

こうやっていつもどちらかを確かめています

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本当の金縛りでも抵抗しなければ幽霊が飽きるというかなんというかすぐに金縛りがなくなるのでいつもそうしていました

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でもその日は違った

いつもなら消えてもいい時間ぐらいになっても金縛りが解けませんでした

「これはめんどくさいのに目をつけられたな」と思いました

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そのまましばらくして気づいたのですがお腹の上に何かが乗ってるのに気付きました

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こんなこと初めてだなーって呑気思ってたときに遠くの方で笑い声が聞こえました

こんな時間に外に人がいるんだな~と思ってると

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その笑い声が段々近づいていることに気付きました

そしてその声が部屋の外の廊下から聞こえるぐらいまで迫ってきて気づけば自分の耳元にきてました

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「アハハハハハハハ」

と笑い続けていました

さすがにこれはヤバイと思い気をしっかりもって耐えようと思っときに気がついたことがありました

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自分も笑っていました先まで怖がってた自分が笑ってる

でもなんで笑ってるのかがわかりませんでした

その時

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先ほどお腹の上にいたものが急に動きだしました

溝内のとこらへんがなにかで刺されたような痛みが走り笑ってるどころではありませんでした

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そこからはずっと「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

謝る事しかできませんでした

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どれくらいたったでしょう

もうこのまま朝になるのかなって覚悟したとき腹の上のなにかが消えていきそして笑い声もまた遠ざかって行きました

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すべてから解放され僕はまた眠りにつきました

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あの日腹の上にいたのは何だったのか笑い声はどこから来たのか今の僕にはわかりませんが今までで一番怖い金縛りでした

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