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中編4
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超ドSな女の子

俺の元中学同級生だったやつから聞いた話

その友達をAとする。

Aの友達Bは彼女がいた。

ある日Bから電話がきた。

「彼女に殺される、助けて。⚪⚪公園にいるからお前ん家泊まらせてくれお礼はなんだってする!」

と言ってきたのだ。

Aはただのイタズラだろうと思っていたが、Bがそんなアホな事するわけもないし声のトーンからしてガチなんだな、と思った。

俺は公園に行った。

だが、Bの姿が無い。もしかして、と思いながら突っ立ってると後ろから誰かに肩を捕まれた。

「ねぇ、B君知らない?探してるの」

Bの彼女だ。手にはカッター。

「見、見てないです。」

「そっかぁ……、もし見つけたら教えてあと………

B君の居場所分かってるのに隠したら………シラナイヨ?」

と言ってどこかにいってしまった。怖すぎる。

家に帰ったらなんとBがいた。窓の鍵が開いてたから入ったらしい。不法侵入かよ……

「B、不審者じゃあるまいしそんなことしてまで入るなんてしなくても……」

「いやいや、あいつに捕まったらヤバイって、殺されるよ。その証拠にほら」

Bの腕が傷やアザだらけだった。

「いいか、よく聞け。彼女は相手が痛がってたり泣いてたり叫んだりしたら笑いながらもっと追い込むんだ。悪魔だよ悪魔。」

俺は青ざめながら見てた。

「ピンポーン」

インターホンが鳴った。

「待て……」

Bが怯えている。まさか……

俺はBの靴とBをお風呂場に移動しろと言って、ドアのチェーンをかけて少しドアが開くのでそこから話しかけた。

「はい……」

「あ、B君家に来てない?B君と仲良しだしさあ。B君はキミの家知らないから君が連れ込んだのかなぁってね。」

「来てないです。」

「じゃあさ、家の中見せてよ。」

ヤバい……そこまでするのかBの彼女は……家に入れてバレたら………

「もし、B君を見つけても隠したら……シラナイヨ?」

言われた言葉が脳内に響く。

こうなったらこの作戦しかない……

「ちょっと今火使ってるので止めてきますね。」

「うん、早くしてね。」

セーフ、俺の戦略は完璧だ。

「おいB、お前の彼女が家に入れてって言ってきた。あっちの押し入れの宇良に扉があるからそこに隠れてろ。」

「マジかよ……あいつそこまですんのかよ……」

彼女にバレないようになんとか隠れさせた。

「お待たせ、はいどうぞ。」

「B君~いないの~?出てきた方が身のためだよ?」

怖い……嫌だなぁ早く帰ってくれ……「心の声」

10分ぐらい探された。

B君ほんとにいないね。ごめんね。お邪魔しました。見つけたら教えてね?

「はい……」

ガチャン

「ふぅ、やっと行った。Bもう大丈夫だ。」

「ありがとう。」

「心配すんなって」

「うん…後お前に言っておかないといけないことがある…」

「どうした?」

Bの顔が暗い。

「俺、引っ越すんだ。だから多分もう会えない。彼女があんなんだから引っ越すんじゃなくて父さんの転勤……」

「そうか……元気でな」

俺は笑顔で言った。ほんとはすごく辛い。親友が引っ越すなんて……泣きたいぐらい辛かったが泣いて見送りたくないから……

「うん。これ今まで仲良くして遊んでくれたお礼。俺の大切な物。」

そう言ってBがくれたのは、俺が昔Bと一緒に祭りに行ってBが当てたプラモデルだった。

「俺だけ当たったじゃんか?だから万が一の時に1回も開けないでとっておいたんだ。大切にしてくれよな。俺とお前の、友情の証だ。」

俺の涙のダムが壊れた。

「お前……最後の最後まで……ありがと。」

そして、Bは引っ越していった。

感動的だと思った?怖いのはここから。

その後Bの彼女に会ったんだ。

「あっ、B君は?」

「あいつは引っ越したよ。2週間前に」

そしたら、その子が

「なんで、教えてくれなかったの……どうして?どうして!?ドウシテ!ドウシテェエ!!」

と狂乱になりながらカッターを振りかざして追い掛けてきた。

運が悪く夜の12時過ぎ。親もいない。

俺は自分の家に逃げたがその子は足が早くてドアを閉める時間がなかった。

俺は自分のベットに潜ったがその子が俺の部屋に入ってきた。

「B君がいないなら、今日から君がB君の変わりだね。私ね。キミの事の方が好きだよ。だから、ね?」

そういいながら、上に乗ってくるなり俺の腕を切りやがった。

「アハハ、恋人の印だよ。これからもよろしくね⚪⚪君。

ニゲルグライナラ、コロシチャウカラ」

Concrete
コメント怖い
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警察なんて頼らないで
自分の力でなんとかしたいのです

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毎回思う。。
警察の力借りなさいよ。

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