ここ最近私の住んでいる地域では連続失踪事件が後を絶たない。失踪しているのは決まって9歳以下の女の子。私はただのロリコンさんが誘拐しているのでは無いか、と考えていた。
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私は今日も仕事を終わらせて帰宅する。
もうこんな夜なのかと思いつつもこんな夜まで仕事をしていた自分に褒めたい。独りで歩いているとどこからか
「ヒック…ヒック…ウッ…ウェェン…」と、誰かのなく声が聞こえた。
私は恐る恐る声のする方へと向かった。
そこには5歳くらいの女の子が。
「どうしたの??」
と聞くと、
「お母さんがッ…ヒック……」
と。母親がどうしたのだろう。しかもこんな時間に。
「お母さんがどうしたの?」
「居なくなってッ…ヒック……お父さんとお母さんが大きな声で…ッ…ヒック怖くてッ……お母さん…ナイフ持って…ッ…ヒック…」
随分と怖い親だな…
「大丈夫?」
「もうお母さんに会いたくない……」
泣きながら言う女の子。会いたくないと言うのも無理は無い。辛いだろうに…
「じゃあお姉さんの家に来る?怖い人もいないよ。」
「うんッ……」
さてさて。この子のためにも親が探しに来る前に行かなければ。
作者芽維
どうも、芽維です。
こちらの話、からくりはとても簡単ですよね。
主人公の女性は…_____です。
_____の部分は考えてみてくださいね。