短編2
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ボタンの夢

半月くらい前から変な夢見てる

ただ変な夢見るっていうだけで現実世界で何か起こってる、って言うわけではないけど、ホント変な夢

最初の夢は、自分がどこまでも真っ白な世界にボタン持って立ってて、目の前に知らないおっちゃんがいるの

おっちゃんはなんでか知らんけどずっと謝ってくるのね

自分は変に気持ちが昂ってボタン押すの

そしたらおっちゃん急にのたうち回り出して段々溶けていくのね

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クソ!だとか○ネ!だとかすんごい悪い言葉言ってくるんだけど、段々口数が減ってきて、結局水溜まりみたいになっちゃうの

それをザマミロって笑いながら見下ろしてるのね

目覚めた時は冷や汗止まらんかった

見ず知らずの人簡単に溶かしちゃったりした自分も怖いし溶けていくおっちゃんも怖かった

次に寝たら同じような状況で、今度はやっぱり面識ないけど女の人だったの

んでその人もしきりに謝ってくるんだけど、やっぱり自分はボタンを押す

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女の人は謝ったのになんでーみたいなこと言いながら溶けていったの

そっからは年齢も性別も違う面識無い人溶かしまくって、計10人溶かしちゃった

毎朝起きた時の罪悪感ハンパなかったよ

んでまた今日も溶かすんかなー、やだなー、くらいに思いながら(所詮夢だしね)寝たんやけど、その日の夢は最初のおっちゃんがおったんよ

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おっちゃん見たら手にボタン持ってニタニタしてんの

あ、これまずいやつだ、って思いながらひたすら謝ったんだけどおっちゃんボタン押すの

だんだん体熱くなってきて、喚きながらのたうち回ったの

で、感覚なくなってきて動けなくなって、だんだん意識遠のいて目が覚めた

生きてた、良かったー、ってすんごい嬉しくてめっちゃ泣いた(//)

そのまま何事もなく1日を終えてまた寝たんやけど、こんどは二日目の女がボタン持って立ってんの

もうホント発狂したかった

やっぱりボタン押されてのたうち回って目が覚めた

それをその後8人くらいにやられたの

毎晩ボタン押されてのたうち回ったけど、自分もこの人達にボタン押しちゃったんだ、だから受けなきゃっていう謎の使命感みたいなの出てきてるのが怖かった

それで10人全員終わったのが一昨日のこと

で、昨日の夜、全員終わったー!!やっと終わったーっ!!てすんごい喜びながら寝たんやけど、

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その夜の夢はボタン持って知らないおばさんの前に立っているところから始まりました

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