だいぶ前なんですが、午前11時から深夜1時が勤務時間だったので、勤務後の深夜に遊んでいました。
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その日も友人と雑談になり、「津◯山霊園に さと○くん像 があって、祟られるらしいよ」という話から行くことになって、私の車で山の高台にある霊園へ向かうことになりました
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車で向かう途中でコンビニ寄ったりしながら "さと◯くん像" の話をする、いつもの "心霊ツアー" ですね
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霊園に着いてみると墓所の周囲には何も無くて、そのまま「さ○しくん像を探してみようよ」ってことになって
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妙に明るくて怖いということも無く、雑談しながらのんびり探していると
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ドンドン..シャンシャン..タンタン....
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何処からか 鈴 笛 太鼓 の音色が聞こえてきて
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"祭りでもやってるのかな"
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ドンドン..シャンシャン..タンタン.... ドンドン..シャンシャン..タンタン.... ドンドン..シャンシャン..タンタン....
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音が近くなったり遠くなったりしながら聞こえていて
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祭りの屋台が好きな私はこの "お囃子" のことがずっと気になってました。
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霊園に来て結構な時間を探してますが、◯としくん像 は見つからないし、相方は無言だし、祭りにも行きたくなったので
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私「 小腹空かない? 」って聞いたら
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「 ...... 」
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私「 何を食べようか? 」
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「 .. やってる店あるかなぁ 」
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私「 行ったら何かやってるでしょ 」
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「 コンビニ行く? 」
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私「 せっかくだから、出店とか行こうよ 」
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「 ......? 」
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私「 どこでやってるか、その辺の人にでも聞いてみようよ 」
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.....「 ..この時間は寝てるんじゃない 」
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私「 祭り行く人とかいないかなぁ 」"寝てるってナニ?"
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....「 .. ○○さん .. ナニ言ってるの..? 」
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私「 ..ん ..何って、お祭りやってるから何か買って食べようよ 」
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......「 .. 祭り? .. ナニ言ってるの? 」
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..私「 ..ん? .. 祭りやってるよね 」 ..?
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.........「 .. 今 夜中だよ .. 祭りやってるわけないじゃん 」
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ん?
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..ッ!!!
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「だって、ずっとお祭りの囃子だっけ、ドンドンシャンシャンきこえてたじゃん..」 .. .. . .
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この出来事はここまでです。
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. .. ... でも
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..でもね ...ずっと呼ばれてるような .. . . そこへ行きたい .. .そんな感じがしてたんだよ.. それにね . ..
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不思議と怖くなかったんだよ .. .. .... .. . .
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..後日談になりますが
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今思えば "妙に明るくて不思議空間だったなぁ" って思いますが、相方もそうだったのかは聞けませんでした。
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何故なら
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翌日から音信不通で、暫くして会えて言われたのが
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相方「..あそこで ◯◯さんに言おうとしたけど 」
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相方「 深夜の墓所なのに楽しそうで、ずっと変なこと言ってたから ..怖くて言えなかった」
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相方「 墓所に入ってからずっと気配があったんだよ、気づいてなかったの?」
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相方「 家に帰ってからも金縛りにあって 」
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相方「.. "片手" も動かなくなってて .. 親に相談してお祓いまでしたんだよ」
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相方「 ..あそこで何があったの? 」
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私「 ... 墓所に入ってすぐ "お囃子" が聞こえてて 」
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私「 "影の様なぼやけた場所" を意識した "その時" は分かってて、でも意識した時々で頭に浮かぶ "場所" は違ってて 」
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私「 何故か "皆、踊りに行ってる" と分かってて、夜中だったけど何故か "普通" だったんだよ 」
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私「 あの後、墓所を出たら聞こえなくなって 」
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私「 ..でも、帰り道で下山するまで ..車のライトの中 以外が "虚無" で、道幅も周囲も見えなかったんだよ 」
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私「 でも不思議と "大丈夫" だからそのまま進んだんだよ 」
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私 「 .. ◯とし君像も無かったから関係無いと思って言わなかったんだよ 」
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...
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相方 ..「 有ったよ 何度も通ってたよ 」
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...
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作者20%増量
動かなくなったのは右手か左手か忘れたので片手と書きました。会話はあんな感じだったと覚えてますが、後日談の説明の中半分は言ってないのと相方の最後の一言はフィクションです、「あったよ」としか言わなかったと思います。 ..が、相方の怯えた表情は今でもはっきり覚えてます。
後で聞いた話では "さ◯しくん像" はお清めしてもらい移動されたそうです。(本当に有ったのかはあれ以来行ってないし、見ることができなかったので分かりません)