これは私が幼稚園の頃の話です。
両親は共働きで、子供の面倒は祖父母がみていました。
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当時小学生の姉は行動範囲が広く、遠くの公園やプールに行くことをうらやましく思っていました。
私は勝手に家を出ることを許されていなかったので、夏休みは自然と家で過ごすことが多かったです。
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その日も姉は、一人で近所のプールへ遊びに行き、私はいつもどおり祖母と過ごしていました。
姉が帰ってきたのは15時過ぎ、ただいつもと違うところがありました。
高校生くらいの女の人と一緒に帰ってきたのです。
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かつて商売をしていた祖母は愛想よく、その女性を迎え入れ、茶菓をもってもてなします。
姉は内気で友人も少なく、祖母はいつもより嬉しそうでした。
その様子を見て、私も少しうれしくなりました。
女性はずっと笑顔で、すごく優しそうに見えました。
知らないうちにお客は帰り、夜になりました。
祖母から話を聞いた母は姉に尋ねます。
「今日おうちに連れてきた子は学校の子?」
姉はこう答えました。
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「プールにいた知らない人…ずっとついてきて怖かった。」
作者jk