初めまして、黎音(れお)と言います。
今までは見るだけでしたが、ふと思い出した事がありましたので投稿致します。
誤字脱字等目立つかもしれませんがご容赦ください。
それでは、私の実体験を話します。
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これは数年前、私が中学校の時の話です。
修学旅行の2日目、私達はとある京都の旅館に宿泊することになっていました。
ですが、先生の手違いか何かで各クラスの男女を2組ずつに分け、合計8部屋取るはずだった部屋が半分の4部屋しか取れていませんでした。
私達のクラスは女子の方が多く、10人でした。どうにか布団を狭い一部屋にひき、夕食・入浴と済ませました。
そして、私達の学年は色々と問題があったので先生と隣のクラスの女子を含めた20人ほどで話し合いをしていました。
その話し合いも終わり、そろそろ寝ようかと言うことになりました。
私は友達に誘われ、元々寝るはずだった場所と違う布団で寝る事になりました。その友達をここではAとします。
寝つきが良い方の私は、みんなと小声で少し話した後すぐ眠ってしまいました。
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A「……ねぇ、黎音、起きて。起きてってば!」
一瞬、もう朝なのかと思いました。
私「何…A……まだ夜中じゃん……」
そんな事を言いながら枕元に置いた眼鏡に手を伸ばします。体を起こし、眼鏡を掛けてAにどうしたのかと問い掛けました。
A「……何か、ドアの向こうから声がする」
Aは、私の問いかけにそう答えました。初めは先生達の見回りでは?と思いそう伝えましたがA曰く、幼い男の子の声がするのだそうです。
部屋は薄暗く、時計ははっきり見えませんでしたが夜中の3時くらいでした。
確かに幼い男の子が出歩くには遅い時間です。この時間にチェックインした家族だろうか、なんて思っていると隣で寝ていたBが目を覚ましました。
Aと話していた事を伝えるとBは怖がり、私達の傍に来ました。
あはははは……
B「ねぇ、今の聞こえたよね?」
私・A「うん……笑い声……」
その瞬間。
ガチャガチャガチャガチャっ!
shake
ドアノブが乱暴に回されました。その間も笑い声は絶えず聞こえてきています。怖くなった私達は真夏にも関わらず3人で布団に潜りました。すると、いつの間にか眠ってしまっていたのか、友達に起こされました。
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朝、何事もなかったかのような他の友達に、私達はあれを気のせいだと思う事にしました。
自主研修に出発する時、何組か他の宿泊者の方々をちらっと見ました。ですがその中に幼い男の子を連れた家族はいませんでした。
帰ってから調べましたが、その旅館に何かいわくがついている、という記事は見つけられませんでした。
あれは、なんだったんでしょうか。誰かに憑いていたのか、何処かで憑いたのか。未だに不思議でたまりません。
作者黎音
初めまして、黎音(れお)と言います。
初投稿なので誤字脱字や文才のなさは気にしないで頂けると幸いです。