短編2
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ドライブ

これはつい先日、実際体験した出来事です

私は、私の5つ歳上の職場の先輩の家に遊びに行ってました。

20時頃にそろそろ帰ろうかなと思ってたとき、先輩の携帯に先輩の旦那さんから電話がありました

なんでも車のトラブルだとかで先輩に迎えに来てほしいとの連絡だったのですが、先輩はお酒を飲んでしまってて断ろうとしてました。

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私は、「よかったら私が車だそうか?」と言うと

先輩は迷惑かけるからいいと言ったのですが、私は全然大丈夫だといいみんなで先輩の旦那さんを迎えに行くことになりました

私の車の助手席には先輩の娘ちゃん(小学3年生)が乗り、後ろには先輩が乗り出発しました

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最初は先輩の道案内で運転してたのですが、なんか静かになったとおもったら先輩は眠ってました

起こそうと思ったら、娘ちゃんが道分かると言うので娘ちゃんに道案内してもらうことになりました

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しばらく道案内通りに進むと街頭もない山道になり、舗装もされてない砂利の道路になりました

ここで娘ちゃんが道間違えたと言い、もとの道路に戻りたかったのですが、道は狭く、バックで戻るわけにもいかず、もう少し進んで車をまわせるところを探すことにしました

周りは真っ暗な砂利道をゆっくり進むと、少しひらけた場所になったのでここで車をまわそうとした時、急に車に異常が発生しました

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車が重くなったかのようにアクセルを踏んでもガクンガクンとまったくスピードが出ず、エンストしそうな状態になりました

え?こんなとこで故障?と思ってると、車内でかけてた音楽が急にスロー再生みたいになり、まるでうめき声のように聞こえてきました

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なにこれ怖い怖いと思ってると急に

shake

「お姉ちゃん!!ママの隣に知らないおじいちゃんがいる!!怖いよ!!」と泣き叫びました

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私は怖くなり、後ろを見ずに車をまわして

アクセルを全開に踏みました

ガクンガクンとゆっくり車は走り、少しずつその場から離れていきました

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だいぶ離れたところで急にガクンガクンとなってたのがなおり車がスピードを出しはじめ、音楽も普通に再生されました

娘ちゃんは両手で顔をかくしながらシクシク泣いてて、私は冷や汗でびっしょりでした

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「なにかあったの?」

先輩が起きてそう聞いてきました

今あったことを話すと、娘ちゃんの泣き叫ぶ声は聞いてない。なんかシクシク聞こえるから目を覚ましたと言ってました

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娘ちゃんは、音楽がうめき声みたいになったとき怖くてママを起こそうと後ろを見たら

知らないおじいちゃんがこっちを睨んでたと言っていました

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あそこの道は結局なんだったのかまだわかってないです。

先輩の旦那さんが後日見に行ってみると言ってましたがやめたほうがいいと思います

以上が私がつい先日体験した怖い出来事でした

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