私の学校の七不思議のイチバンメ。

中編3
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私の学校の七不思議のイチバンメ。

私の学校にある少しかわった七不思議の話をします。

※これは私が体験したものです。

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イチバンメ 、 人形を探す女のコ 。 

ある所に人形が大好きな女の子が居ました。

季節は冬、その子は学校に人形を持っていったそうです。

そして、女の子は人形を落としてしまい、冬にも関わらず、雪が降っているにも関わらずずっと人形を探していたそうです。

女の子は小さな身体のため、ずっと探していて凍●してしまったそうです。

そして、学校に人形を持っていき、落としてしまうと、女の子が『ネェ、その子、イラナイノ?』と、いうそうです。

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R『ねぇっ!面白そうじゃないっ!?』

そう言ったのは私の友達、Rだ。

Y『いや女の子全く実害ないじゃん』

私『えやろうとしてんの???』

R、Y、私はいつもの3人組だ。

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Rは怖い話が好きで憑かれやすい体質、

Yは幽霊を絶対信じない系で冷静、

私は見えるんだけど私に憑いてるらしい強いのは見えない。

R『とりまやってみよー!!』

Yは私に助けを求めるように視線を向ける。

私はオカルトは好きな方なので賛同する。これもいつもの流れだ。

私が賛同するとYはため息をついた。

その日の夜、家を抜け出して一人一人人形を持ってきていた。

私はメタナイトの人形、Yは熊の人形、Rは猫の人形を持ってきていた。

私『んで、どうすんの?』

その時Rはニヤッと笑って話し出した。

R『今、夜でさ、丑三つ時…ってやつっしょ?』

R『その子、丑三つ時で●んだらしいんだよ、…んで、丑三つ時になって人形を持ち込むとやばいらしーよ??』

私『やばいってどんなこと?』

R『…さぁ?そこまで試した人はいないから。』

Y『んじゃなんでやばいって分かんのさ。てか、こんな時まで人形探すか??』

さっきまで欠伸してたYが突っ込んだ。

…たしかに私もそれは思った。

R『それが分かんないからオカルトなんでしょーがっっ!!』

急に切れて騒ぎ出した。

私『五月蝿いってば、バレるじゃん、!』

Y『怒られるの面倒だからやめろよ』

R『てへぺろ』

Y『●んどけ』

R『いやいや、ごめんて』

漫才コンビは今日は眠いからか適当である。

私『…んで、人形を持ち込むだけ?』

R『それじゃー面白くないっしょっ!』

R『落とすんだよ、人形を。』

私『落とすだけ?』

R『うん、普通のでも落とすだけでちょいやばいらしいから…、丑三つ時でやったら…ね?』

R『んじゃ、早速やろ。』

配置関係はRがグラウンド、Yが校舎の後ろ、私が校門のところで人形を落とすような形、

私はみんなが位置に着いたことをLINEで確認してみんなに「なげるよ」って言って投げた。

みんなが一斉に投げたのかどうかは知らない。そんで、投げた瞬間、

人形が暗く包まれた。

私はよく飲み込めなくて、んで懐中電灯当ててたから目あったんだけど、すぐにそいつが襲いかかってきた。

私はとりあえず直ぐににげた。まぁ私は3人の中で1番遅いけど普通に50メートルは8秒台、ちなみに2人は7秒台とか言う化け物。

2人はめちゃくちゃ速くて体力も多い、んで私にすぐに追いついてきた。

R『やばいってぇぇっ!!』

Y『なにあれ、!』

R『つむぎ!私に憑かせて!』

私『いやいや…コイツ(私に憑いたの)憑かせたらRが耐えられないって!言われたっしょっ!?』

Y『あ”ーっっ!そいつつむぎしか守らないんでしょ?私ら完璧死ぬって…っ!!』

後ろを振り返ってみる。

そいつは私らが持ってきた人形を抱えたまま私らを追いかけてくる。

…これが通じるか分かんないけど、私は言い放った。

私『RとYを守ってっっ!!!』

その時から私の記憶はない。

その後の話はRとYから聞いた話。

私はそう叫んだ後、寝たらしい。

んで2人は霊感とかそーゆーのはないからわからなかったらしいけど、声は聞こえたらしい。

「ヒト…ガタ……ヲ…」

「…カエ…セ……」

と、意味不明だったらしい。

私が思うに、女の子は「人形」ではなく、「ヒトガタ」、…形代のことをヒトガタ、ともいうそうです。それを返せと言うことは…。いえ、もしかしたら「返せ」の漢字も意味も、違うのかもしれません。

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