短編2
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心霊ホテル

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これは私が19歳の頃。体験したことや、聞いたことです。当時、不倫した末略奪した男と逃避しようと考えた。学生の時の女友達が群馬でコンパニオンをしていたのである山奥のホテルを紹介してもらい住み込むことになった。このホテルは霊感が無い人にも見えるぐらい強烈な場所だった…

本社は東京にありそこから支配人さんが何週間かやってきて事務や予約の電話応対などしていた。

支配人さんも霊感など無いらしい。だが寝泊まりしている離れの2階の部屋に夜10時ぐらいに行くと、下にある中庭からたくさんの人が会話している声が聞こえる…窓から覗いても誰もいない…気持ち悪いのでビールをくらって毎日寝ているとぼやいていた。

あと地元のお爺ちゃんが、忙しい時期のフロント専門の夜勤としてきていた。話を聞いたのは正月だったと思う。いつものように夜勤していると腰の曲がったおばあさんがフロントにやってくるので話そうとフロントの台に行くと無言で佇んでる…そして立ち去る…そんな事が一晩に何回も起こったらしい。最後は仮眠を取るために横になってみたが足音は近づいたり、遠のいたりの繰り返し…眠れなかったらしい。宿泊名簿を確認したがそれらしい年齢の老女は載っていなかったらしい…

暇な時はフロントで新聞を読んだり、お茶を飲んだり、会話をよくしていた。そこで聞いたのだがこのホテルは前のオーナーの時に105号室の和室で女性が自殺したらしい。その事がショックで売りに出したようだ。

この105号室は暇で誰も客が居ない時なのに、フロントに電話がかかってくる…何回もかかってくるのを目にした。試しに取ってみた事がある。「…」何も聞こえなかった。

長くなったので私の体験談は後日にします。

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