また他のサイトから持ってきました。
昔、ボロボロのマンションがあった。
そのマンションの2階から3階までを階数を数えながら登りきると死ぬといわれていた。
ある男(A)がその話を聞き、死ぬかどうか試してやろうということでそのマンションに行った。
かなり気味が悪かったが好奇心に負け、2階に上がった。
チャレンジ開始。
しかし、半分まで来たところで突然、上から白い着物の様な服を着たおばあさんが降りてきてAに尋ねた。
『いま、何段目ですか?』
人がいるとは思っていなかったため、かなりびっくりして今何段目だか忘れてしまった。
「えっと・・。忘れちゃいました。」
と言うとおばあさんは
『チッ。』
と舌打ちして早々に降りていった。
おばあさんが降りて行った後、Aは気味が悪くなって数えるのをやめ、一目散にマンションを出た。
ところが帰り道、よく考えてみるとあのおばあさんはなんだったんだろう?このマンションはとっくに人は出払ってるはずなのに、何でおばあさんが?
それに、自分は階段の段数を声を上げて数えていたわけではない。
なぜあのおばあさんは、段数を数えていたことを知っていたんだ?
あれは、そのまま上りきったら死んでしまうというおばあさんの警告だったのか。
あるいはあの世へ引きずり込もうとしていたのか・・・
怖い話投稿:ホラーテラー Lさん
作者怖話