【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

短編2
  • 表示切替
  • 使い方

連鎖

霊は出てきません。

私の性格は一言で言うと臆病者だ。

3人姉妹の次女で、姉の嫌がらせや暴力にうんざりしていた。

私が小学1年の頃、横浜から福岡に引っ越して来たが、人見知りな私には友達ができない。

その頃姉は、近所に住む同い年の子と仲良くしていた。

遊ぶ時は私も加わりいつも3人で遊んでいたが、のけ者扱いされおもちゃのように石を私へ投げ付けては楽しんでいた。

その友達と一緒に姉は笑いながら投げつける。面白いらしい。

体はあざだらけでいつも泣いて帰っては母に縋り付く。

母は

「あんたが悪いの!」

私は何も悪くないのに。

姉は可愛いし明るいのに、私が不細工で暗い子だから親は姉の言う事に耳を傾ける。

それからは姉と遊びに行く事はなくなり、親友とよべる友達もできた小学3年生の頃。

家では姉との喧嘩が絶えなかった。

カッとなった姉はアイロンかける時に下にひく板?で私を殴った。

裏面が出っ張っていたため手の皮膚が切れてしまった。

見たこともない大量な血が流れだし、ただただ私は泣くばかり。

自力で治し、姉からも謝罪もなく痛々しい傷跡は今でも残っている。

小学6年生の頃には箸で耳の裏を刺された。

痛かったが病院に行くまでもないと思った私はその夜お風呂に入った。

お湯に浸かると首元の湯が赤い。鏡で見てみると大量の血の固まりが耳の裏に出来ていた。

病院に行ったが縫う必要があると言われたけれど嫌だったので自力で治した。

私が中学2年の頃、姉が包丁を取り出し私の肩を切り付けた。

衣類を着ていたので、幸い浅い切り傷で済みました。

その頃からでしょか?

私は夜遊びをするようになったのは。

姉のせいにはしたくありませんが私がこんな風になってしまったのは姉しかいない。

姉からの暴力をウサ晴らしするために私はまだ幼い妹を殴る。

それしか癒しがない。

その頃の私は人の痛みも感じられないほど寂しい人間となっていた。

泣きわめく妹に対しこれでもかっていう位殴り続けた。

自分自信がコントロールできない。

そんな日々を5年繰り返した。

私は今、社会人だが時々昔の事を思い出しては胸が痛む。

姉は2人の子に恵まれ幸せな家庭を築いてる。

妹とは会う機会が少ないが、友達に私の事を自慢しているらしい。

今さらだが反省の気持ちと、家族を大切にできてない人達へ思いを伝えるべく私は投稿させていただきました。

中にはきにくわない人もいる事でしょう。

これだけは分かって下さい。

人は人を愛するだけで優しい人間になります。

憎んだり恨んだりする事で生きる者に対し、攻撃的な人間にもなります。

生まれたからには誰もが幸せに生きる権利があるのです。

それを奪う権利はどこにもない。

あなたはどちらの人間でしょうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ