コピペです。
『すごいね!楽しいねお祭!』妹が言った。
とても楽しそう。
『ママ、浴衣、綺麗』『勿論』私は面白くなかった。
だって私だけ古着。
でも文句を言うと『あんたは姉何だから』と母はにらんで怒った。
元々妹は病弱でこの祭りは妹のためともいえる。
しかたがないから私は引っ込んだ。
暫く歩くと金魚すくいがあった。
妹が失敗したので私がすくった。
威張ったくせにとったのは、へなへなな金魚。
『おじさん、これすぐ死ぬんじゃない?』私が聞くとおじさんは『天麩羅にして食っちまえ!目玉には栄養があるぞ!たちまち病気も治っちまうよ!』と笑いながら言った。
『本当?』妹はすっかり信じて叫んだ。
その後金魚は死んでしまい、椿のしたに穴掘って埋めた。
金魚が死んだのと同時期に妹も肺炎にかかり入院した。
私が金魚のことを言うと『目玉、食べた?』ときかれた。
『食べる訳ないよ。
馬鹿ね。
』実はそのとき、妹の心臓はもう手のほどこしようが無かった。
そして、妹は一週間後死んでしまった。
それから半年後、私は家で留守番してた。
すると、(ガサゴソ)と庭の方から音がした。
ベランダを見てみると、そこには小さい子どもがいた。
まさかと思いよくみると、やっぱり妹だった。
『お姉ちゃん、金魚の目玉食べたいな』『金魚はもう骨に』私は怯えながら答えた。
すると『じゃあお姉ちゃんの目玉ちょうだい』『…え?!』私は足が動かなかった。
妹は迫ってくる。
『ちょ、やめて、こないで』しかし妹は迫ってくる。
『一つでいいの。
それできっと元気になれるの』どんなに辛くても泣かなかった妹の頬に涙がみえた。
それを見て私も泣いてしまった。
私は両親に相手にされず、妹に嫉妬していた。
その為私はいつも妹をいじめてた。
『ごめんね、ごめんね』私は申し訳ないきもちと悲しい気持ちでいっぱいだった。
『一つならあげてもいいよ』私はそう思い口にした。
『有り難う、お姉ちゃん』妹は透き通るような笑顔でそう言い、消えていった。
『起きなさい』と声がした。
(夢か?)と思いゆっくりとめをあけると、両目があった。
ホッとしてると庭で父さんの声がした。
『椿のした掘ってどうしたんだよ』と声がした。
(夢じゃなかったんだ)そう思ったが、怖くなかった。
その夜、妹の夢をみた。
『目玉ちょうだい』私は了解した。
起きると左目が痛かった。
なくなってたのだ。
でも私は怖くは無く、喜びと悲しみで一杯だった。
『天国では元気に過ごしてね、目玉あげたんだから病気になったらゆるさないよ』
泣きたくても涙が出なかった。
怖い話投稿:ホラーテラー ビビりングさん
作者怖話