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これはある友達の話...。
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その友達はあるブラック企業で働いていた。
ずっと残業、残業、残業。もう嫌になりそうだ。
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その日は夜中の3時ぐらいに帰った。
車のエンジンをかけ、山道を走る。
そのときだった。ふとサイドミラーをのぞく。
何かがいる。
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車をゆっくり走らせて顔をよぉく見てみる。
顔を隠しているが、見ただけで分かった。アレはこの世の生き物ではない。
白いワンピースを着ていて長い髪の毛。
その友達は霊感が強く、よく見えてしまうのだとか。
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早く逃げたい。
車のスピードを上げ50キロ、60キロ、70キロと。
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もう撒いただろう。
またサイドミラーをのぞく。
見ないほうが良かったのかもしれない。
shake
白い顔が目を見開いてこちらをのぞいていた。
作者レン