今から2年前、私は1人暮らしをするためにアパートに引越しすることとなりました。
引越しも無事終えて、初めてそのアパートで寝る日の事です。
小雨の降る、日付も変わろうかという夜11時半過ぎに
「ピンポーーン・・」
と家のチャイムが鳴ったんです。
こんな夜遅くに誰だろうと思い、玄関の覗き窓から外を見てみました。
外には誰もいませんでした。
気味が悪いなぁと思い、
部屋に戻ると
リビングの椅子のところに
髪の長い少女が、ずぶ濡れで立っていたんです。
私は硬直状態になり、その女の子を見ていると、
「 デテイケ・・・・、 出て行けーーーー!!! 」
と、鬼の形相の如く、低く、しかも図太い声で叫び、
スゥー・・と消えていきました。
その日の夜は実家に戻り、次の日にはそのアパートを出ました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話