梅雨どきのジメジメした夜に起こった事です。
いつものようにエアコンを付け、タイマーで3時間後に切れるようセットし、眠りにつこうとしました。
浅い眠りのような感じのまま、ウツラウツラしていると、
なにやら声のようなものが聞こえてきたんです。
「 ・・・ゥウウ・・・、、、 ウゥ・・・・、、、 」
ん・・、、何? 声?
夢?
いや、意識はある・・・
そんな事を考えてるうちに、
その声は段々と近付いてきました。
「なんかヤバイなぁ・・・」
私は怖くなり、目を開け、起きようとしましたが、身体は動きませんでした。
金縛り・・・。
どうすることも出来ない私は唯一、目だけで確認するしかありませんでした。
やはり無意識に部屋のドアの方に目がいきました。
私がドアの方を凝視していると、なにやら
スゥーーッ・・
っと、部屋のドアをすり抜けて入ってきたんです。
よく見ると、
全身、焼けただれた女性でした。
そして、その女性は
私の枕元に来て、
「 うぅ・・・・、、 み、みず・・・、 水・・・、 」
と言い残し
スゥー・・と消えていきました。
後日、大家さんにそのことを言うと、
12年位前に、この同じ場所で火事があり、若い女性が亡くなったそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話