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短編2
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山奥の旅館で…

これは、実際に体験した話です。

私が大学生の頃の話です。

私は大学の夏休みを利用し、給料のいいバイトを探していました、

すると、山奥の旅館のお手伝いのバイトがあり、すぐに責任者と話をし、旅館のある隣の市まで、電車で急ぎました。

旅館で宴会が開かれるそうで、他にもバイト生がたくさんおり、宴会は無事に終わり、責任者も満足そうで

バイト生と責任者のみなさんで打ち上げをする事になりました。

そこで、2つ上の先輩のさゆりさんと仲良くなり、お酒もすすみ、酔いはじめてきた時です、

突然さゆりさんが顔色をかえて

『ここの旅館の、トイレね‥

昔、頭うって、亡くなった女の人が夜な夜なでるらしいよ‥』

などど、私を驚かせようとしているのか

『そんな、やめてくださいよ~』

と、すぐに話をきりかえました。

打ち上げも終わり、みんな酒に酔い、すぐに寝てしまいました。

私も気がついたら寝ており、夜中の1時頃に目を覚ましました。

立った瞬間、酒を飲みすぎたせいか、かなり激しい立ちくらみがし

吐き気をもよおしたので、よれよれになりながらも、トイレに向かいました。

そこで、打ち上げの時に、さゆりさんから聞いた話が頭によぎりましたが

それどころではなかったので、あまり恐怖心はなかったのです。

トイレにつき、『トイレのドアをあけたら、 血だらけの女が…』

などと、頭の中に浮かび上がりましたが、もちろんトイレには誰もいませんでした。すぐに出たかったので、水を流して 戻ろうとした時です‥ なんと、流した水が真っ赤で、女の人の頭が便器の中から にょろにょろとでてきたのです。

私は、『きゃー!!』

と叫び、急いで寝床にもどり、朝がくるまでまちました。

長かった夜もすぎて、昨日の事をさゆりさんに言おうとおもい、

『さゆりさーん!、さゆりさんが怖い話するから、本当に見ちゃったじゃないですかー!!』と言った時、責任者の人が、私に『さゆりさんってだれだ!?、さゆりなんて人きてないぞ』と言ってきました。 私はまさかとはおもいましたが、確かにさゆりさんはどこにもいませんでした。 背筋に寒気がはしり、怖くなったので急いで荷物を詰め込み旅館を去りました。 電車にのろうと、改札口を過ぎようとした時です‥

駅員が『2名様でよろしいでしょうか?』

さゆりさんは私の後ろにしがみついてました。

怖い話投稿:ホラーテラー なおっち★さん  

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