僕『さっきのも何か関係があるのかなぁ...』
『まっさかぁ〜!』
その日は、そこまで深く考えず、酒を飲み、そしていつの間にか寝てしまいました。
翌朝、いつものようにオーディオのタイマーで目が覚めました。そこで必ず流れるのは、ビートルズの”two of us”。
僕自身もその曲で目覚めるのが好きでしたし、もう何度も聴いている曲です。
3人とも、ぼーっとしながらも曲に耳を傾けていました...
(あれ?何か違う...)
僕『ねぇ、この曲、笑い声入ってたっけ?』
『何言ってんの、入ってないよ』
僕『え...でも確かに、ふふふって』
巻き戻して聞いてみました。何回も。
でも笑い声なんか入ってませんでした...
こんな時だから、過敏になっていたのかもしれません...
少しして3人でまったりと談笑していました。
もう、お昼になりかけた時、いきなり玄関の扉を勢いよく、誰かが開けようとするのです...
ガンッ ガンッ
普段は誰かしらいるのであまり鍵をかけません。
でも、たまたまその時はもう1人の友達が内鍵をかけていたのです...
すぐさま、ひろしが扉を開けましたが、人っ子一人いません。
チャイムも鳴らさないで扉を開けようとするなんて...
その時は、みんな隣人が怒鳴りに来たのではないかと思っていたのですが...でも、今だから確信できるのです...着実に”彼”が近づいて来ていたのを...
怖い話投稿:ホラーテラー 秀さん
作者怖話