これは俺が高校生の時の事です。
ある夏の日、俺は友人Sと二人で遊んでいました。
Sは怖い話とか大好物なので怖いビデオ見ようって事になりました。
んでレンタルビデオ屋で「本当にあった呪いのビデオ」←(確かこんなタイトルだったと思います、1・2・3…とシリーズで出てて何作目かは忘れました)を借りて俺の家で見ることになりました。
このビデオは最初は普通に再生して霊がうつった場面になると
「お分かりいただけただろうか、もう一度ご覧いただこう」
ってナレーションが入って霊がうつる直前から再生、うつった時にストップ、霊がうつった場所に○印といった流れで進んでいきます。
俺がビビったのはこのビデオのスタッフが廃墟の一軒家に行った時のやつで、スタッフが家の中に入り、ある部屋にきた時に画面にじいさんの顔がうつりました。(表情は無表情で画面の4分の1位の大きさ)
これはSもビビってるだろうとSの方を見ると普通にビデオを見てます。
(気づいてないのかなぁ)と思いSに
「今の見た?」と聞くと「え?何かうつってた?」と気づいてません…
まあでもこの後ナレーションとか画面に○印とかで気づくだろうと思いそのまま見てました。
だけどそのじいさんの顔には触れないままビデオは終わりました。(他の霊がうつってる場面ではちゃんとナレーション入ったり○印出てます)
気づいてるのが俺だけってのが嫌なんで(ビビりです)じいさんがうつってる場面まで巻き戻して一時停止
「ほら、ここ!」
とSに教えると
「うわっ!全然気がつかなかった。」
Sもビビってます。
俺はこれで気づいてるのが俺だけじゃなくなって内心ちょっと楽になりました。
俺はそれ以来そのシリーズを見てません。
長くなりましたがこれで終わりです。
上手く伝わらないかもしれませんが俺は本当に怖かったです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話