【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

中編3
  • 表示切替
  • 使い方

スピーカー

今回の話はついこの間、

体験した事です。

あまり怖くないかもしれませんが、

すいません。

私は独り暮らしをしてるんですが、

少し前にリサイクルショップで、

スピーカーを買ったんです。

テレビに繋いで使ってたのですが…

ある夜、DVDを観ながらスピーカーの音に酔いしれていた時です。

「…ジー…ジー…」

夜中の2時を回った頃から、

スピーカーからノイズのような変な音が流れ出してきたのです。

最初は接触不良なのかなって思って、その日は気にしないで寝たのですが。

次の日、知り合いに観てもらったのですが

接触になんの問題もないと言われました。

その日の夜中も…

またノイズのような音がして、今度はテレビの音とは違う女性の声がするんです。

その瞬間に身体全体に圧力がかかるというか、

何か凄く強い力で上から押し付けられてるような…凄く苦しくて声も出なかったんです。

次に本当に凄く気分が悪くなって嗚咽が出る程でした。

手元に携帯があったので、

適当にボタンを押して電話をかけました。

そしてかけた相手が出た瞬間に圧力がふっとなくなり、私は床にへたれこんでいました。

今のはなんだったのか…

私は先輩の所に逃げ込むような形で訪ねました。

そして、先輩に全て話をしました。(先輩とは前回のAさんです。)

私は1週間くらいAの所に、お世話になって1回帰ってみようと帰りました。

テレビ着ける気にもならず、その時はとりあえず眠りにつきました。

その夜の夢は、凄くリアルな夢でした。

私が寝ている傍に女の人が私を見下ろしていて、何かをぶつぶつ呟いてるんです。

顔は見えないんですが、

やたらリアルなんです。

それが怖くて身体に力が入らないまま…私は玄関に向かって布団から這い出るんです。

私の後を女の人がついてくるんです。

そこで目が覚めると、朝なんですが、驚くことに玄関前にいるんです。

現実なのか…夢でただ寝相が悪いだけなのか。

nextpage

そんな事があって、私はまたまたあの仲良いメンツを家に呼びました。

B「俺もこないだ変なん避けた勢いで事故ったし。」

C「呪われとんかな?この4人(笑)」

A「本気で笑えない。」

そうです。

私達はあのドライブ以来のこの数年…結構な不思議な体験が皆つきません。

最近では本当に皆でお祓いしてもらいに行こうか、真剣に考えてるくらいでした。

A「このスピーカー?」

私「うん。傷もなくて綺麗でしょ?」

C「そやなー。これがほんまに原因なんけ?」

私「わからんけど、多分。」

その日も皆でテレビを観てると…

B「…普通やな。」

C「なんもないな?」

変な音もなく、圧力もかからない。

そして何もなく皆それぞれ眠りに入る。

それまで普通だったので、すっかり安心しきって眠りました。

その安心感は儚く砕かれたのですが…

そうまたあのリアルな夢。

でも夢の中には皆がいなくて…助けを求める事もできず、また玄関へ這い出る。

でも今回は足を女の人に捕まれ進む事が出来なくて!!

私は怖くて怖くて泣きながら床に爪を立てて玄関に向かっていました。

すると、遠くから私を呼ぶ声が…

ばっと起き上がるとAが、

A「大丈夫!?」

私「足痛い…。」

足を見たらくっきりと青じんでいました。

B「俺も変な夢みたって!?」

C「女!!女が見下ろしてた!!」

A「それ!!」

皆の夢に同じと思われる女の人が。

その時テレビもつけてないのに、スピーカーから音が…

皆びっくりしてそのスピーカーを、引っこ抜いて近くのゴミ捨て場に捨てました。

次の日には他のゴミはあるのに…スピーカーだけなくなっていました。

もしかしたら、誰かが持って帰ったりしてないか…

そんな事を考えてしまいます。

スピーカーがなくなってから私の部屋は、以前のように普通の部屋にもどりました。

でも本気でお祓いを受けようとおもいました。

以上です。

今回はあまり怖くなくて

すいません。

誤文等ありましたら、すいません。

失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー すずさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ