初めて投稿させて頂きます。雑文失礼します。
自分には妹が1人います。
わたしと妹は昔から仲が悪く、3日と顔を合わせて生活できないくらい犬猿の中です。
もう十数年前なのですが、私も妹も幼い頃の事です。
母、妹、私の3人で風呂に入っていました。しばらくして母が先に出ました。
母にはいつも「肩までつかって十数えてから出るのよ。」と言われていたので、妹と一緒にゆっくり
「いーち、にーい、さぁーん、……」
と言う具合に数えてました。
一緒に数え終わり、私が先にあがり脱衣場に行きました。
体を拭いていると妹がなかなか出てきません。
わざわざ声をかけてやる義理は無いので、ほっといてパジャマに着替え茶の間に移動しました。
5分くらいたったでしょうか
妹が風呂から出てきません。
水音も無く、あがったのか確認しに向かうことにしました。
風呂場の扉を開けると、湯船にはプラスチックの蓋がしてあります。
なんだ、あがってたんだ。
と思ったのですが、…?おかしい。
妹の力では湯船までプラスチックの蓋を運ぶことはできない。(当時妹4歳)
不思議に思い、湯船の蓋をどけてみました。
そこには妹がいました。
湯を張ったままの浴槽に。
一番下まで沈んでいました。
私は妹が出る前に風呂に蓋をしてしまったのです。
私の悲鳴を聞いて母と祖母が来て、慌てて妹を助け出していました。
今でも妹は元気です。
ただ、私はあれ以来あることに悩まされています。
後天性若年性健忘症に。
何をしていてもすぐに忘れていってしまうのです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話