「先輩は、初体験の時、どんな感じでした?」
「そうねえ…初めは、あんまり気持ち良くなかったわ…むしろ罪悪感の方が強かったかしら。」
「なるほどー やっぱり本命の人でした?」
「当たり前じゃない!彼も初めてだったらしく、震えてたわ…
やっぱり初体験は、本命の人じゃないとね!」
「私…大丈夫かな?」
「大丈夫よ。ちゃんと雰囲気作って…
後ね、演技も大切よ。耳元で、ああ とか ううん とか声を出すの。
それだけで雰囲気が全然違うんだから。」
「はい!頑張ってみます。」
「じゃあ、私がメイクを手伝ってあげる。」
「ありがとうございます。」
先輩のメイクでバッチリ決めて、私は本命の彼の元へ急いだ。
幽霊になって、初めて人前に出る初体験、失敗は許されないんだから!。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話