初めまして。
さようなら。
僕の名前は『たあさん』と申します。
自分でさん付けはしませんよ!
おかしいですよね?
ごめんなさい。
前フリごめんなさい。
この話は実体験です。っつかほんの3日前の話です。怖くないですよ。1番怖かったのは体験した僕ですから残念
今でも鳥肌が立ちます。
僕のイチモツは最近立ちませんが。
…。
って事で、
まあこないだの話だ。
僕には霊感だか強い彼女が居ます。その彼女と前の日に電話中ケンカしたんですよ。キレて僕が携帯パキったもんで連絡が取れなくなってしまった。携帯パキったその日の夜に、心配だったらしく僕の家に突然きたんだけど、まあ和解に持ってくべく2人で話し合いが始まった。
夜の12時から、、
話し合いは拗れる事無く順調に進んで行き、気付けば夜中3時過ぎ、時間帯がそうさせたのか僕と彼女は笑顔になる程ナチュラルハイテンソンになっていた。
僕らの居た部屋は居間で、ドアと言うドアは全てスケルトンの硝子張りだ。その時はテレビも付けていなかったから物静かだった。最近肌寒くなってきてたから、静電気のせいかバチバチなんか音がずっとしてたんだけど、たいして気にもとめていなかった。まあ気にとめていた事と言えば彼女の目線だった。なんか色んな所見たり振り返ってみたり何か落ち着きなくて、何か嫌な感じがした。
彼女の目線が定まったと思ったその時、彼女が言った。
『居る。』
って、
しかも子供の霊らしくて、僕は
『うわ〜』
って感じで。まあ今までもこんな感じの前からあったし僕自身霊が見える人間じゃないから怖くなかったんだけど、
ふと彼女の目線を追って振り返ったんだよね。見ていた場所は僕の座って居た真後ろの硝子張りのドアで外が透けてる。その時何か冷静で、子供だから背は低いよなって思って、ドアの下の方を見つめてた。そしたらさ、段々何かが浮き上がってきた。透けてるそれが段々に濃くなってきて、それでいてそれが何なのかがはっきり見えてきた。
子供の顔だ。
しかも顔を傾けて覗き込んでるのを確認できるくらいにはっきりしていた。それを見た瞬間、足先から一気に頭の上まで鳥肌と冷たい物が昇って行くのが分かった。鳥肌は立ったものの何故かそこまで怖くなかった。気付けばその子供は消えていて、僕は唖然としていた。霊感って移るって聞いていたけど、マヂかよって思った。しかも僕ん家でかよって。
その後急にコンビニ行こうって彼女が言うもんで、連れ出されて外出たんだけど、朝方ってのもあって肌寒かった。
そしたら家出た瞬間彼女が
『やばいかも、、』
って言うからとっさに、
『え?何が!?』
って、ビビリ口調になって聞き返したら。彼女が
『コンビニ行ったら話すよ。』
って言うもんで、僕は
『分かったよ。』
って答えた。
俺は寒さからか急に小便したくなって外で立ちしょんした。
んで又歩き出そうとした瞬間、右手が気持ち悪い程生暖かい何かに包まれた。その瞬間
『うわっ!!』
ってなって、とっさに右手を引っ込めた。流石に何かやばい感じがしてコンビニに彼女と急いだ。着いて一息入れてテーブルがあるイスにもたれかかった。
そしたら彼女が言ったんだ。
『あの子生き霊かも知れない。』
って、
そう言われた時、僕自身心当たりがあった。実は僕にはもう5歳くらいになる息子が居る、だけど理由があって、4年前離れ離れになってしまった。彼女には話をしているから今までの僕の過去を全て知っている。彼女はその事を察したかの様に僕にそう言ったんだ。考えて見れば、家の居間で見た時の背の高さや、外で感じた時のあの手の暖かさ、身長にしてみたら僕の腕を垂らせば子供の手の届く位置だったし、、、
彼女曰く、僕の手を握ろうと手を伸ばしていたらしい。
何か僕は
『あぁ。』
って色んな事思い出した。
彼女が言った、
『寂しい想いが伝わって来る。』
って、その言葉には何か確信する物があった。
数日前彼女が自分の家を掃除していたら一つのノートを見つけたと言っていた。そのノートは霊の浄化の仕方、生き霊の殺し方や、などなど。そのノートは亡くなったばあちゃんの物だったらしい。
という話を思い出してどうにかしてくれるのかなあと僕は彼女に対してそう思っていた。
すると彼女が
『トイレ行ってくる。』
と言って席を立つと、僕の背中をスーっと触ってトイレに入った。特に気にも止めていなかったが、トイレ
を出てきて、彼女が言った。
『トイレに流したよ。』っと、、
…。
え…?…あっ…はい、みたいな。
何か言葉出て来なくて
次の彼女の言葉が
『下水処理場行っちゃうと思う…ごめんね。』って
…。
ん〜まあ確かに彼女の気持ち分かるよ〜、う〜ん。
とりあえず後に思ったのが、普段見えない俺なのだけれど、自分の息子だったから見えたのかなって、だからそこまで怖くもなかったのかなって、そう思った。息子は前の女に知らぬ間に連れてかれ、本当にどうしようもなくなり今に至るのだけれど、数年振りに又逢えた気がしてなんか切ない様な、なんかそんな気分だった。
でも流石に見ちゃったし、一人で居間に居るのは今でも怖いです。
怖い話投稿:ホラーテラー たあさん
作者怖話