これは友達と四国に行った時の事です。
二十歳くらいの頃で、初めて友達が自分の車を買った時です。まぁ車もあるし、暇だし、正月だしというノリでその日にすぐ四国の温泉に向けて男三人で即出発でした。
計画性ゼロの旅だけに道を間違えたり雪のせいで規制がかかりUターンしたりと四国に到着したのはもう夜になってました。
とりあえず温泉目的だし、旅館探しをしてたんですけど、さすがに正月なんでどこも満室で断られまくり旅館は諦めました。でも風呂には入りたいということで風呂屋をナビで探し当てなんとか到着しました。
一応道後の湯とか書いてあったので、ここでえかろう!探すのダリィしみたいなノリで入りました。
時間も遅く客もチラホラほぼ貸し切り状態ではしゃいでいました。
スッキリしてから今度は宿探しです。旅館は無理でもビジネスホテルならあるだろうという話になり坂出方面に向かいました。
駅前で適当なビジネスホテルにチェックインして歩いて繁華街へ行き友達と「たまにはこんなノリだけの旅も後々ええ思い出になるわ」みたいな話をしながら飲みながら歩き周り迷子になりつつ坂出のキャバクラなんかもいってみたりして帰りはタクシーでビジネスホテルへ!
ここからでした...ここからは俺一人の体験で友達は知りません。
到着→酔っ払ってたのですぐに部屋へ
エレベーターが狭く、廊下と壁の色が汚れたピンクみたいな感じで、節約なのか廊下の電気はエレベーター付近とあとは一個ずつとばして付けてあり薄暗い感じでした。
で一人ずつ別れて部屋に入る時でした......部屋に友達が一人はいり....二人で少し歩き次の部屋に友達が入り.....
次の自分が泊まる部屋までの少しの距離を一人で歩いている時にふと廊下の突き当たりの天井にある空気口が視界に入り、白いモヤモヤしたものが揺れていました。近づくのは嫌な感じがしたんですが、部屋はモヤモヤの方に近づかないと入れませんし、トコトコ歩いて部屋の前まで近づいた時に判りました......手でした.....細くて白い手が海藻のように空気口から出ていました
頭がそれを理解した瞬間、部屋の扉を開け中に入り鍵をかけました!
すぐに布団にもぐりこみ寝てしまおうとすると酔いのおかげですぐ眠りに堕ちました.....................
ドンドン..................
ドンドン....部屋のドアを叩く音です.....
携帯をみると夜中の4時です...........................
ドンドン.................これは開けてはいけないモノだと思いました。
友達ならまず携帯を鳴らすはずだし、フロントの人なら声を掛けてくるはずだし、もう無視を決めこみ布団を被りました...............ドン..................ドン...........
いつの間にか眠り夢の中です。
夢の中にビジネスホテルの廊下がでてきました.....
やはり空気口に視線がいき自分が部屋に入った後の事が夢の中に出てきました..................
空気口から手が揺れている状態からすこしずつ下に垂れ下がる感じで頭が降りてきて肩が見えたと思った瞬間ズルリと全身が出てきました!!
女です....後ろ姿ですが髪は肩まであり服装はOLみたいですが...
足が天井についたままで髪も肩まであると解るようにソイツの周りだけ重力が逆に働いてるように見えました...................ゆっくりと振り返り自分の部屋に向かってきます、前髪が長く表情はわかりません..........薄暗い廊下を天井に逆さに張り付いたままで部屋のドアまできてノックしているようです.................................
いきなり振り返り夢の中の俺の視線にカメラ目線?笑いかけられた感じでその瞬間眼が覚めた.....
時刻は7時、とにかくビジネスホテルからでたかったから、友達に電話して起こしてすぐにでました。
ですぐに友達に話そうかとも思ったんだけど、ビビリだと思われるのも嫌だし、言わずにいました。
道沿いにみつけたうどん屋で朝食を食べながら、正月だし初詣で金比羅山に行くことになりました。...............
うどん屋の店内にいる時から視線を感じてたんですが、他県ナンバーの車だしフルスモークの目立つ車に朝早く若い男三人は目立つかなと思い気にはしてませんでした。
ナビで目的地を設定し出発です.........
しばらくガヤガヤ話をしながら走っていると8台の単車が前にでてフカシはじめました。正月暴走か?なんていいながら後を走っていたらパトカー登場ですぐ散り散りに逃げていきました.......
その時俺は青ざめてました.........俺は助手席で後部座席にのってる奴が「お前なにビビっとん?」みたいな感じでからかってきてたんですが、俺の視線はバックミラーの後ろの車の車内でした.............
ワンボックスの車で家族づれなんですが..........運転中の父親、助手席に子供......
運転席と助手席の間にあの女がいました
あきらかに家族の一員ではなく不自然な位置でまっすぐバックミラーごしの俺を見てるように感じました
友達には見えてないみたいであきらかに俺が狙われていると思い頭の中は混乱して、ぶつけるつもりなのかとか悪い事ばか考えてしまい恐怖心と闘いながら、なんとか金比羅山まで耐えぬきました
その間バックミラーとサイドミラーは一切見ずに前だけみながら友達とたわいもない話をフリつつやり過ごしました。
金比羅山に到着し初詣を済ませ無事帰宅できましたが帰りの間も瀬戸大橋を過ぎるまでビクビクでした!!
オチもなく状況もわかりにくい文章でしたかもしれませんが想像力で何とかしてください!
読んでくれた方はありがとうございました!
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話