第二次世界大戦後の1966年 悪魔崇拝者『アントン・ラヴェイ』なる人物により設立された『悪魔教会』
ラヴェイは、 巧みなマスコミ戦略により、その時代に数多くいた悪魔崇拝者の中で その存在を人々に知らしめていった。
例えば教会設立直後には、メンバーの男性とニューヨーク社交界の女性との間で、黒ミサによる結婚式を挙げさせ、その四ヵ月後には自分の娘に悪魔の洗礼を授け、信者が事故死すると、黒衣を纏った魔女や魔術師と共に悪魔の葬式も行なった。
これらは全て、マスコミを通じて報道され、世界中で大騒ぎとなった。戦略は的中し、一躍時の人となったラヴェイが『悪魔の聖書』を出版すると、たちまち100万部を越えるベストセラーにもなった。
彼等は、悪魔崇拝という、異端的な主義を掲げているにも関わらず、犯罪的行為を徹底的に排除した為、悪魔教会は宗教法人として正式認可を受けて、現在では、世界13ケ国に20万人の会員を有している。
もし、彼等が、何らかの理由で犯罪的集団となったら…?
怖い話投稿:ホラーテラー みのりんはオレの嫁o(^o^)oさん
作者怖話