短編2
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廃墟の持ち主

この話は僕の友から聞いた話だ。

友の祖父の家から15分ほど歩いた所の工場の近くに今では使われていない廃墟があるそうだ。もちろん今ではだれも使っていない。けれど鍵は壊れていて、簡単に中に入れるそうだ。〔ちなみに入る人はいない〕

 

2階の奥の部屋のドアノブに鎖がまかれていて入れなくなっているらしい。

その廃墟がある町に住む人がある日その鎖の部屋の中に人がいた!

と言った人がいるらしい。

そんな噂が流れ始めた頃一人のおじさんが度胸だめしに廃墟にはいったそうだ。

それから5日たってもおじさんは家に帰ってこなかったそうだ。

その後、廃墟の裏でおじさんは見つかったそうだ。見つかったおじさんは普段本当に元気なおじさんだったのに、ありえない程体がふるえていた。

そのおっさんのの話によると、

奥の部屋の鎖がなぜか外れていて、中に入るとすみからすみまで壁にお札がはられていたらしい。

そのとき床をみると影が二つあったらしい。ふりかえってもだれもいない。ドンッドンッという音も四方八方から聞こえたらしい、怖くなったおじさんはあとずさりをして壁にくっついた。そのとき後ろの窓があいて落ちて気を失ったらしい。

落ちる一瞬だった。だれかに肩をひっぱられ引きずりこまれた、といっていた。

それからというものその廃墟には誰もち近ずかなくなった。

以前その鎖の部屋で親に閉じ込められて亡くなった女の子がいるらしい。ドンッドンッという音はその時壁を叩いた音らしい。おじさんの体験はその霊のしわざかもしれない。

この話を知った方、誰も住んでいない家には近ずかないほうがいいだろう。へたしたら大変な事になるから。

怖い話投稿:ホラーテラー 健太さん  

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