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短編2
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山童4

「なにか変な物は見たかい?」

「いえ…特には。少年の一人に隠れるよう言われたので。」

「どこに隠れたの?」

「えっと…沼の右っ側にあった岩の陰です。」

「右?沼の木の生えていないほうかい?」

「え、あー多分そうです。」

陰陽師っぽい人は表情は変えなかったけど、何てことだ…とか恐ろしい…あの子達はもう…とか後ろにいるお坊さん達はもはや私と弟を憐れみの目で見ていた。

な、なによ?と私も心配になって来て母を見た。母もよく分かっていないのか不安げな顔で私と弟を見ていた。

陰陽師っぽい人は私と弟の肩をトントンと叩くと大丈夫大丈夫と言いました。

余計不安になるだけでしたが。

森の奥へと陰陽師っぽい人とお坊さんが入って行き、私と弟は森の前に正座をするように言われた。

獣道に直に足をつけるのはとても痛かったし、着物が汚れたら大変じゃないかと余計なことばかり考えていると弟が突然お腹が痛いと泣き出した。

すぐに正座も出来なくなってその場に崩れ泣きながらお腹が痛いお腹が痛いとのたうち回った。

私も正座を崩そうとしたが止められた。お坊さんが一人残っていたようだった。

「貴方は正座を維持していて下さい。我々が戻るまでは。」

お坊さんは弟の顔を見て、森の奥へと走って言ってしまった。

祖母と母もどうしたらいいのか分からなくてオロオロしたり、弟の背中を擦ってやったりしていた。

正座をしていた私は訳が分からず隣で弟が苦しんでいるのにも関われず、半泣きになりながら坊さん達が来るのを待ちつづけた。

涙でぼやける視界の中、少年達が森から出てきた気がした。が、目を擦っても少年達はいなかった。

そうこうしているうちに弟が暴れ始めた。母と祖母が押さえつけているが今にも駆け出していきそうだった。

いつもの弟とは思えないほど歯を剥き出し、奇声をあげ正座している私を引っ掻いたり噛みつこうとしてきた。

すんませんここまでかいたけど眠い…もうちょいといいかガンガン続きそうです。私の記憶だけなんでちょっとしっちゃかめっちゃかで…。

それでは5に続きます

怖い話投稿:ホラーテラー どぶネズミさん  

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