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短編2
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隙間VSネコ+俺 後編

続きです

隙間にアイツを見付けて

見て存在を理解し鳥肌がたった

アイツの臭いが鼻につく

腐ったようなドブのような吐き気を催す酷い臭い

身体が動かず嫌な汗がダラダラ出て来た

顔は相変わらず髪がボサボサで見えない

アイツが動いた

頭をゆっくりと回す

右に周り後ろに行き左から前に…

ゆっくりゆっくり

繰り返し回す

ボキボキボキボキ…グチャギチャ゙チャグチャグチャグチャギチャ゙チャグチャグチャグチャギチャ゙チャグチャグチャグチャギチャ゙チャグチャグチャ

嫌な音が耳に入る

捻れて捻れてやがて首がちぎれ

頭が

ボトン

落ちた

転がる頭は髪の毛の塊みたいだ

ガタガタガタガタ!

隙間が開いた押し入れの下段(説明不足ですんません、アイツは上段に正座するようにはまっていました)から

撫子が飛び出してきた

嬉しそうに頭に飛び掛かり

ネコパンチを繰り出す

頭は下に吸い込まれるように消えた

頭が消えたら俺も動けるようになった

情けないが足から崩れるようにへたりこんでしまった

臭いが強い霊はヤバイ

過去の遭遇のうちで一番臭かったから本気で死ぬかと思ったんだ

撫子は出入口の襖を爪であけてでていってしまった

電話が鳴り我に返った

電話に出ると青森のばぁちゃんだった

まぁ方言が強すぎて何言ってるか解りにくかったけど通訳すると

「大丈夫か?大和が知らせに来たけど、ヤバイのと関わっちまったな 応急処置のケッカイの作り方教えるから自分で作れ ばぁちゃんは今大きな仕事抱えてて行けないけど身代わりのお守り作って明日送る」

みたいな事を言われた

言われた通りに身を清めたりイロイロした

二日後にばぁちゃんから荷物が届くまで

カーテンの隙間から棚と棚の隙間、半開きのドア…

いたるところから監視されたが

手だけは出して来なかった

ばぁちゃんの荷物の中身は

手紙と木でできたお札だった

手紙は達筆すぎて読めんかったWw

お札を持ってからは隙間にアイツを見ることはなくなった

お札はばぁちゃんの言う通りに押し入れに入れておいたら

後日真っ黒になって割れてた

ばぁちゃんいわく

「アイツの中でお前を殺した意になる アイツが馬鹿ならこのまま気付かないがもしかしたら騙された事に気付くかもしれない ワシの孫ならそんときはそんときで頑張れ」

…ばぁちゃん

俺はなんとか元気です

駄文よんでくれてありがとう

後日談だが

大和はアイツが消えるまで帰って来なかった

なにやってたんだかボロボロで帰ってきた時に

ご褒美のネコカンをやったら喜んでたよWw

怖い話投稿:ホラーテラー 黒ネコ大和さん  

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