これは私の義理の兄の体験談です。
兄は昔から霊感があるらしく度々、恐い思いをしては話してくれました。
その中でも私が一番恐いと感じた話しをします。
その日、兄は仕事でK県T市の方にいました。
兄の仕事は現場仕事なので朝も早く帰りも遅いといった状況でした。
家までの距離が車で片道2時間近くかかる為、仕事が終わり、兄は急いで帰路についたそうなんです。
ところが走っている途中、急に寒気がしたらしくバックミラーで後ろの席を確認したところ、見たこともない5、6歳の男の子が兄のすぐ後ろの席に窓の外を眺めるようなかっこで座っていたらしいのです。
兄は驚き後ろをパッと振り返ったんですが、その時は姿は確認出来ず気配だけ感じたそうです。
車の運転もあった為また前を向きバックミラーで確認すると、やはり子供は乗っていて、振り向いても見えなく、何故かバックミラーでは見えるそうです!そんな事を繰り返し途中で気づいたそうなんですが車の振動にあわせて子供も揺れていたそうです。
兄は恐くなり奥さん(私の姉)に携帯で電話をし、今起きている恐ろしい事を話したそうなんです。
奥さん(姉)も驚きはしたものの冷たく「そんなの知らないよ〜つれて帰って来ないでよ」と言ったそうです(笑)
兄は仕方なく電話を切るとしばらく男の子と一緒だったようなのですがいつの間にか消えていて、兄いわく家に帰ったのだろうと話していました。
怖い話投稿:ホラーテラー ハルハルさん
作者怖話